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物づくりの小話し、あれこれ 第120 優先順位を決める

物づくりの小話し、あれこれ 第120 優先順位を決める

 先に「仕掛けかんばん」と「引取りかんばん」の話しをした。
いつ造りはじめるか、いつ引き取るか、それが判れば良いのである。

もう少し付け加えるとすると、必要なタイミングでの優先順位を決めていくと良い。
 優先順位は、日程指示、ボデー着工順序指示、ALC、テレメールなどにも、同じ精神で織り
込まれている。しかしどのタイミングでという点では、結構あいまいであることが多い。
情報と物がセットになっていないこともあるからである。
 その意味で、セットになっている「かんばんがはずれたら…」というタイミングは絶妙という
ということになる。
 在庫が沢山あったり、インフレかんばんを多く発行したりすると、この優先順位をややこしく
してしまう。また品質不良や先入れ・先出し不可も優先順位を狂わしてしまう。
 工程・ラインのしくみ改善とは、「優先順位にこだわり、それを守る」という戦いでもある。

リードタイムが短くなると戦略は勝手につくられる

リードタイムが短くなると戦略は勝手につくられる

 

先をよんで戦略を考えて準備すると大きなリスクになる

今、実際のニーズが無いのに起きるであろうニーズに対して投資することになる

 

リードタイムが極端に短くなるとお客様からこんなことできんか?と尋ねてくる

お客様は困っているので時間とお金を投資して出来そうな会社を探す

今、困っているのがニーズである

直ぐに段階的にも実行し、少しでも進むとお客様の検討も進み、お客様のリードタイムも短くなる

上手くいった場合はお客様と繋がりができ、リピートの関係になる・・・・経営で言うところの継続性が向上する

リードタイムが短い噂が広まると別の似た仕事が来る・・・・経営で言うところの売り上げ拡大になる

 

ニーズが先に存在しているので未来の読みはさほどいらないしリスクは無い

潜在した見えていないニーズを表に引き寄せるのがリードタイムの短さである

極端ではあるが多くの市場調査などいらない

ニーズからやってくる

ノーと言わずやってみますと答えるだけ

戦略が必然とつくられる

 

いつのまにか、全く異なる会社になっているかもしれません

 

選択するときに迷った場合

選択する時に迷った場合
女性の場合
どれが素敵かで選択
男性の場合
どれがロマンがあるかで選択

この方法で選択すると、どれも継続性ややる気が出る
他者を説得するのにも情熱が入り押していける


利点欠点で選択して利点が最も高いは継続性に劣る
評価項目を考えるて点数が最も高い案を選択する方法では、高く評価しそうな項目を考え、なおかつ点数を自分のお気に入り案を故意に点数高く評価する
結局主観が入るならば初めから「素敵」や「ロマンがある」で選択すれば良い

上司が決める方法では、だいたい案が1個の場合が多いし、だいたい手段が悪い行いである
それは上司(中間管理職や雇われ役員)は数値で評価され目標を達成するのに固守するからである

手段は悪でも結果数値が良いのを上司が選択する

数値目標を達成すると手柄は上司がとり、頑張った部下はノルマ達成の当然の行いとしてしか評価されない

達成しなければ、上司は責任を部下にとらせるように保身にかかる

なので選択という決断は実際に行う担当がするのが面白い

顧客を獲得するための信用と信頼

顧客を獲得するための信用と信頼

営業や開発は顧客の獲得で大きな役割があるが、工場としての魅力で獲得できることが多くある

この会社と取引を開始して良いものかどうかの入口の信用と、取引きを続けて良いものかどうかの継続の信頼があり、工場はその信用と信頼を多く出すことができる役割を持っている

生産のリードタイムが、信用と信頼の魅力として顧客に感じてもらえる

「注文は60日前からお願いします」となると実際の需要のかなり前から発注しなけらばならず予測が外れると、過剰在庫か欠品になる。顧客はリスクを抱えることになる

「注文は30日前からお願いします」となると実際の需要にちかいので正確な数値で顧客は発注できる。

60日と30日の会社だと30日の会社を信じたくなる(信じるではなく信じたくなるという願望である)

取引が開始して、今後もお願いするかどうかも、このリードタイムが安定して継続していれば、頼られるので今後も継続してお付き合いが続く

信頼を得られると次の新商品の案件で信用につながる

物づくりの小話し、あれこれ 第121 連続ヒットはそうそう続かない

物づくりの小話し、あれこれ 第121

連続ヒットはそうそう続かない

 魅力あるヒット商品が一発でると、すべての課題を押し流して利益を生むことがある。
しかし、特化した業種でないかぎりそうそうヒットは続かないと思わないといけない。
また一つの商品を誕生させるまでには、長い期間が必要である。
(商品開発、準備のリードタイム短縮はどの企業も挑戦はしているが、それでも、長くかかる)
仮に、それに期待していて、もしヒットしなければ大変である。
海のものとも、山のものとも判らないものに期待するよりも、日々の改善を積み上げる地道な活
動も大切なのである。
 そこで辛抱している内に、ときたまヒット商品が出る、そんなものである。
また商品化を担当している者は、その企業の総ての人ではない。
一発を当てる「魅力ある商品化」の方にみんながむけば、失敗したときの反動は大きい。
打線は「みずもの」、投手力を含めたディフェンスこそ勝利への道。
 よく聴く言葉である。
打線が商品開発でディフェンスが日々の泥くさい改善の積み上げのように思う。
ディフェンス担当は、いつのときも目立たないが大切な役割りをになっているのである。

 

善は結束するが悪は分裂する

善は結束するが悪は分裂する

 

善は同じ価値観を見つけて共有するが

悪は同じ価値観でいずれ争い合う

思考感2

思考感2

「思」ったら直ぐに試みる

試みて行けそうだったらしっかり「考」えて計画を練って行動する

試みてる最中や計画にそって行動している最中に「感」じることがある

良い感じがあるならば、とことん貫いていく

思 = 試行

考 = 行動

感 = 貫く

私の習慣である

「思」の試行で終わることがよくある。こりゃだめだと感じたらやめてしまう

これは失敗ではなく経験を踏んだ、つまり勉強をしたことになる

場数を多く踏むことで次のなにがしかの「思」の試みるときに凄く役に立つ

 

 

地政学を経営に⑰  中国がアリババやテンセントをたたくわけ お金の流れから見る

地政学を経営に⑰  中国がアリババやテンセントをたたくわけ お金の流れから見る

中国共産党は株価的にテンセントなど優良企業を国有企業のようにして、たたくのはなぜでしょうか

現在の中国の優良企業は江沢民の資金源ともいいますが、権力闘争のためよりか、もっと中国にとって悲惨な要因になっています

答えはお金の流れから見ると判ります

株価が上げれば資産価値が上がり、うれしいことですが嬉しいのは株を持っている人だけです

しかし持っていいるだけでは数字が増えただけなので、実際に得はしていません

株価が上がったところで売ると、実際に得を得ることができます

アメリカや日本の投資家は中国の成長する企業に多額の投資をします

テンセントやバイトダンスなど当初と比べて10倍100倍と株価が上がりました

例えば10億ドルを初期に投資して10倍になると100億ドルになります

売ると90億ドルの利益が得れます

10億ドルが入ってきて100億ドルの外貨の流出です

では追加の90億ドルは誰が払うのでしょうか・・・・

中国での上場でドルで投資すると、中国国内の企業なので人民元に為替変更する必要があります

企業に資金的に両替するのは中国共産党支配下の中国銀行です

投資すると共産党の持っている外貨が増えます

しかしこの逆の株を売られて回収をされると共産党の外貨は減ってしまいます

株価が上がれば上がるほど売られてしまうと、共産党の外貨は奪われていきます

10倍100倍返しでドルが中国共産党からなくなっていきます

世界の製造工場をめざして中国は外貨ドルを稼いで、世界に通用するドルで一帯一路戦略で世界に影響力を及ぼそうとしました

しかしドルが豊富に継続的に入るからこそできる一帯一路です

誰も欲しくない共産主義の通貨である人民元ではできません

今、強力な投資家の株の売買で外貨不足に陥りました

習近平は困って株価の高い企業をたたいて株価を下げにいきました

そもそも社会主義共産主義で株式会社があるのがおかしいのですが

これがお金の流れです

 

 

 

物づくりの小話し、あれこれ 第119  組立作業の自動化

物づくりの小話し、あれこれ 第119   組立作業の自動化

 機械、プレス、ボデー、塗装、樹脂、鋳物、これらのショップにくらべて、自動車製造の組立
作業は、いまのところ、労働集約形といわざるを得ない。
かなり、進んだ新工場、斬工法でも、たいした自動化率ではなさそうである。
技術がないというわけでなく、採算があわないのが現状だと思う。
そこで、もっともっと、自動化がしやすい、Sub Assyにして、Unit式の組み付け形
態にする様な製品企画・部品設計・生産技術開発にとりくんでいるのだが‥‥‥。
しかし、少し時間がいるようである。
 そこで、その間のつなぎとして、部品選択、部品ピッキングの自動化をもっと、進めるべきだ
と思う。 この車を作業している間に、次の車の部品が選ばれ、一番良い位置で待機していてくれ
る。もう少しこのことに熱心になっても良い。

物づくりの小話し、あれこれ 第118 「かんばん」の2つの役割り

物づくりの小話し、あれこれ 第118 「かんばん」の2つの役割り

特珠な、臨時かんばん(ななめかんばん)を除けば、かんばんの種類は2種類である。
いつ着工するかの「仕掛けかんばん」と、いつ運搬するかの「引取りかんばん」だけである。
それがはっきりしていれば、JITを実現させるツールとして、うまく活用していることになる。
くどいが、「いつ造りはじめるか」「いつ運ぶか」だけなのである。
そう考えると、なにも難しいものではない。

物づくりの小話し、あれこれ 第117 本物は困難なところにいる

物づくりの小話し、あれこれ 第117

本物は困難なところにいる

 めずらしい「蘭」は、人が踏みいったことのないような所や、絶壁で、とても取れそうもない
ところに咲いているものと聞く。
大物の魚の釣りもまたしかりである。
本物というか、貴重なものというか、そういったものは、困難なところにいるのが常である。
改善も同じで、簡単に出来てしまうものは、概して本物でないことが多い。
困難をきわめたものほど、成果として残っていく。達成感とともに。

原価を下げる方法は

 

■原価を下げる方法は■

 

 いまから話すことは、わたしがトヨタ生産方式などの原価低減活動のなかで実感し

たことである。社内のみならず、お客さまや仕入先までスルーで改善に取り組んでい

たとき、ふと…、気のついたことがあった。それは一〇数年も前から、改善仲間との

議論、また講義や現場での指導で話しあっていたことだった。

 まず、「物の原価」というのはどういう構成(項目)になっているか、について考

えてほしい。

 最終組立をしている企業なら、〈部品費〉〈労務費〉〈設備償却費〉〈光熱費〉な

ど直接生産にかかわるもの、それに開発、営業、社員給与も含めた〈間接費〉〈物流

費〉や福利厚生など〈一般管理費〉と呼ぶものがある。

 トヨタ生産方式やジャストインタイムを導入して無駄を省き、生産性向上をはかる

狙いは、おもに直接生産にかかわる「労務費低減」をめざしている。たいていの会社

の労務費は、全体の一割から二割程度である(図1参照)。

 ところで、無人化をすると設備費は増大するのに、コストダウンは二割ほどにしか

ならないように見える。

 この数字を示されると「なんだ、たいしたことないや!」と思われるかもしれない。

さらに「たった二割程度の範囲でしか改善活動しないのか…」と、間接部門の社員か

らは冷ややかに見られるかもしれない。ましてトヨタ生産方式やジャストインタイム

の導入時には、製造原価の高い要因をつくっている無駄とは製造現場にしかないよう

な物言いが、製造関連以外の部署からよく聞こえてくるものだ。

 こうした誤解は早めに解きたいが、もう少しこの話題を先に進めていきたい。

 原価の構成1

■労務費は自分の企業だけに発生するのではない■

 

 つぎに同じく原価項目である部品費を見てみよう。

 まず、部品を最終組立メーカーに納入する部品メーカーの原価構成を考えなければ

ならない。とうぜんであるが、部品メーカーにも最終組立メーカーと同様に、部品を

つくるための材料費、労務費、設備償却費、光熱費や一般管理費などがある。比率に

は差があるかもしれないが、項目は同じようなものである。

 そうすると、部品メーカーにも労務費が二、三割ほどあることを理解できるはずだ。

これは最終組立メーカーまで戻ると労務費の比率が大きくなることを意味している。

 このように見てくると、部品メーカーへ材料を納入しているメーカーについても考

慮する必要があることがわかる。材料が鉄ならば鉄鋼メーカーとなり、原価構成も同

じように鉄鉱石である原料費、労務費、設備償却費、一般管理費など同じ項目となる。

ここでもやはり労務費がカウントされている。鉄鋼メーカーの労務費を加味すると、

最終的な労務費の比率はさらに大きくなる(図2参照)。つまり、単純に最終組立メー

カーの〈部品費〉と括ることはできないのだ。

 まだある。設備を見てみよう。

 設備メーカーの原価構成は、設備を構成する部品費、それを組み立てる労務費、加

工する労務費、設備償却費など同様に変わらない。部品の原価構成にしろ同じ展開に

なるため、〈設備費〉といってもやはり単純には括れない。元の最終組立メーカーま

で戻して合算すると、労務費がかなり大きくなることは自明である。

 もうおわかりであろうが、この考え方でほかの経費も見てくると、〈労務費〉は、

最終組立メーカーの「たかだか二割か」とは言っていられないのである。

 ついでながら記すと、光熱費も発電所の燃料費、設備、労務費など同様な項目で原

価構成するし、物流費もしかりである。運転手の労務費はもちろんのことトラックも

設備なのでトラックを組み立てたり、その部品に関しても労務費が発生している。こ

れらも累積すると労務費の値が大きくなることは言うまでもない。

 一般管理費となる開発費、生産管理費、販売費、購買費、宣伝費など間接部門(社

長、経営者、人事、勤労、営業、設計、購買、サービス等々)で発生している費用の

ほとんども労務費と同じ人件費である。生産にかかわっている直接の作業者だけが労

務費(人件費)を発生しているのではない。

 福利厚生といっても、年金(将来もらえるかどうかわからないが)と医者や製薬会

社の収入になる健康保険にしろ、結局のところ人件費になるのである。

 原価の構成2

■原材料は元はタダ■

 

 この見方で原材料まで確かめてみよう。

 さて、モノの構成要素を見ると、鉄をつくるモノは鉄鉱石、アルミをつくるモノは

ボーキサイト、ICやセラミックをつくるモノはシリコン、樹脂をつくるモノは石油、

布をつくるモノは植物や羊動物、木をつくるモノはとうぜん、森林という原材料にな

る。

 建物を構成しているコンクリートも石灰と砂だし、電気だって発電所のボイラー、

ターピンそして送電線も鉄である。燃料の石油、石炭、天然ガス、原子力のウランも

自然に埋まっているものである。

 これらは地球に埋まっていたり、生えていたり、漂っていたりして、われわれの必

要とする資源となる。すべて自然からの恵みであり、元は「タダ」ということだ。あ

らゆる物質は地球という惑星の構成からなっており、神さまが値札をつけて埋め隠し、

資源の値段を決めているわけではない(図3参照)。

原価の構成3

 ということは原価のすべてが「人件費」ということになる。つまり人がおこなう仕

事に無駄が多ければ多いほど原価は高くなるし、無駄を削減すればするほど安くなる。

極端にいうと、原価は〈ゼロ円〉にもなるし無限に高くにもなるという理屈だ。しか

し、人手がまったく掛からない商売が可能かというと、これはほとんど現実的ではな

い。

 とうぜん企業側は、人件費レートの安い地域に着目することになる。レートの安い

ところで鉄鉱石を掘り、製鉄機械をつくり、そこで加工して部品をつくり、組み立て

ると、はたしてクオリティーの高いものが生産できるかどうかは別としても、原価は

何でも安くなる。レートはその地域の生活水準で決まるため、わが国の各メーカーが

以前から進出している東南アジア諸国や中国での工場設置は、原価低減活動の一環と

して活用することになる。

 ただし、単に製造現場だけの人件費を考えて原価低減したのでは必要十分とは言え

ない。原価低減活動をとおして、人のおこないの無駄を省く能力をつけることが試さ

れる。そうした力をつけて、部品メーカーが労務費の低減活動をすれば部品は安くな

る。設備も同じで無駄な作業を改善する能力がアップすると設備の無駄な部分を見つ

ける力もつく。それは設備を安く購入する目利き力がつくことであり、ひいては自力

で安く製造することを可能とするものでもある。

 もちろん、無駄を省くことは製造現場だけの活動にたいするものではない。間接部

門の社員がおこなう仕事(作業の流れ)にもこの無駄を省く力を発揮すれば、給与水

準の高い部署であるために原価低減の効果は大きいものとなる。一般にはトヨタ生産

方式,ジャストインタイム,6σといった言葉で活動を表現しているが、わたしにとっ

てはどのような呼び方でも構わない。

 要するに、「原価はモノで決まるのではなく、原価は人の無駄で決まる。元はすべ

てタダである」ということを、しっかり覚えておきたい。

 ここからは、少し余談になるが、結局、原価というのは人がおカネを発明したころ

から発生している。むかしは物々交換であったが、欲しいモノが交換する場所にない

とせっかく持ってきたモノを持ち帰るはめになる。そんなことは面倒だし、腐るもの

なら持って帰れもしない。そこで基準となる価値を表現するためにおカネを発明した。

 どうやら最初のおカネは、カネをモノとして扱えるよう、また盗まれにくくするた

めに重くて大きな石であったようだ。しかし携帯性に不便なため、やがてきれいに細

工した貝殻を使いだしたが、模造品がつくられるという問題も生まれた。そこで模造

を防止するためと、交換性も上げるということから「貨幣」を発明した。さらに世界

中で通用するようにと金(ゴールド)を用いるようになった。

 時代が下って、基軸通貨のアメリカ・ドルは貨幣価値を金と交換可能にしたり、つ

ぎに石油とリンクさせたり、遂には軍事(アメリカは絶対占領されないし崩壊しない

という保証による)にくっつけたりと、だんだんモノから離れた価値でおカネが保護

されるようになった。そのためにとうとう数字という情報のみで、おカネのやりとり

ができるようになった。身近なところでは給料の銀行振込がそのはじまりである。

物づくりの小話し、あれこれ 第116 本気ですれば

物づくりの小話し、あれこれ 第116  (著者 小林弘司様)

本気ですれば

 本気ですれば、大抵のことはできる。
本気ですれば、何でもおもしろくなってくる。
本気でしていると、困ったとき、皆が助けてくれる。
仕事とは、そんなものだと思う。

物づくりの小話し、あれこれ 第115 ためる(溜める)とたくわえる(貯える・蓄える)

物づくりの小話し、あれこれ 第115

115.ためる(溜める)とたくわえる(貯える・蓄える)

 114.の小話しで、「ためる、たくわえる」という用語を使った。
「ためる」は  ・1つのところへ集めておく。
        ・処置しないで、残してしまう。
        ・とどこおらせる。といった意味があり、
「たくわえる」は・後で役立たせるために、ためておく。という意味合いがある。
少し、ニュアンスが異なる。後者の「たくわえる」には、かなり意志が入っているように思える。
工程間バッファとか、整列ラインの沈み量とか、完成品の店がまえの大きさとか、は後者の意志
が少し入ったものである。
 しかし、大事なことは、それを認めているわけでなく、絶え間なく「0」の世界へ、挑戦して
いくのが、かんばん方式なのである。

物づくりの小話し、あれこれ 第114 農耕民族だから、ためる(たくわえる)

物づくりの小話し、あれこれ 第114

114.農耕民族だから、ためる(たくわえる)?

 定位置序止を守って、追込み作業をしないように!中間仕掛り品をもたないように!
バッファ数は、もっと減らせないか!完成品は、何故こんなに、必要なのか?
工程をスリムにして、問題点を顕在化させるために、このようなやりとりが行なわれる。
余裕をもって仕事をしていたいし、トラブルがあった時のフォローに、少しは安全代として置いて
おきたい。ましてや、仕様差や補給部品の抜き取りなどがあって、平準化が守れていないとなると
ますます“ためよう”とする。
「人に迷惑をかけたくない」という気持ちが働いているのである。
一般生活での「貯金」と変わらない。日本は農耕民族だから、“たくわえる”のはお手のものだ、
誰だって「貯金」しているでしよう!それをやめさせようとしても無理だよ!
 このことで、悩んだこともあったが次のように考えることにした。
払たちの「貯金」も、福祉充実国となり、老後、養育、医療などの心配がなければ“たくわえる”
姿も変わる。
 かんばん方式も同じだ。作業が遅れたらきっちりリリーフする、設備トラブルは即、直す。
平準化は守れている、挽回能力もある。こんな仕組み(福祉国家)をつくれば、ためたり、たくわ
えたり、はしなくなる。
生産現場は、「ためたり、たくわえたり」すると問題点は見えない。
また、一人工の仕事を与え続けていれば“たくわえる”ことは出来ないはずである。
“たくわえている”ことは他のロスがあることを教えている。
蛇足であるが、当方の家計は、かんばん方式そのもので、貯えはない。(ロスがありすぎても、た
まらない)

物づくりの小話し、あれこれ 第113 本当に全部やれるのか?

物づくりの小話し、あれこれ 第113

113.本当に全部やれるのか?

 “かんばん方式は、やれることをやるだけでなく、やるべきことを、「まず、やってみる」という
雰囲気をつくり、現地・現物で粘り強く改善していくことである”言ってみれば簡単だが、
やるべきこと(あるべき姿)が明確に描けないということもあるだろうし、そこに到達するまでに
は、様々な制約条件が横たわっているものである。
 この制約条件は、無くせるものか? 無くせないものか? あるいは、替えられる条件か?など
整理していくことが必要である。
「あるべき姿」だけ追い求めても、実力が伴なわず、挫折してしまうこともある。
「本当に全部やれるのか」の反問も忘れてはならない。
制約条件排除の“こだわり”を持ちながらも、今回は「この姿までもっていこう」というような柔
軟な対応も大切である。
そこまで、辿りつくと、二ーズがより鮮明となり、その先が見えて、あるべき姿に大接近できる。

物づくりの小話し、あれこれ 第112 計画の良し悪しとリードタイム

物づくりの小話し、あれこれ 第112.計画の良し悪しとリードタイム

 生産のリードタイムを定義すると、次のようになる。
“素材を使い始めた時から、完成品になるまでの時間”をいう。
例えば、プレスでいうと、
“コイル材を切り始めた時からプレスが終わった時間まで”をいう。
仮に1個流しで、1枚の切断が2秒、プレスヘ運んですぐ加工すれば10秒というなら、リードタ
イムは12秒である。
 それが、切断材を置場に一旦置いて、ロット生産、ロット運搬、で1直分のリードタイムだとす
ると、加工とリードタイムの比率は、1:2400となる。
3日分の在庫を持っていたとすると、1:14400となる。
 この関係を式で表わすと、
    リードタイム = 加工 + 停滞(在庫)
       在 庫 =※マネジメント + 運搬ロット + 生産ロット
となる。上式の※マネジメントとは、後補充生産か? 計画生産か? 平準化がなされているか?
など、計画の良し悪しをいう。
JITはリードタイムを短縮することであるので、やるべきことはこの式から明確である。

 

物づくりの小話し、あれこれ 第111 機械の前の未練

物づくりの小話し、あれこれ 第111 機械の前の未練

 仕入先の機械加工工程の改善での話しである。
改善前は、作業者の帽子の位置が高くなったり、低くなったり、右手を使ったり、左手を使ったり、
またマシン能力がなく機械の前で手待ちがあったりして、1サイクルのバラツキも大きく、まった
く「流れ」がなかった。
 多くの提案と職場の熱意で、
M/T能カアップ、設備のチョコ停対策、ワークの自動セット、はね出し、払いスイッチの位置、
それに動作改善、訓練、等を繰り返し、見違えるようになった。着々と作業が行なわれている。
しかし、よくよく観察すると
 1つの機械の前で、「未練」を残したような、手ばなれが悪い動きが見えた。
ほんの一瞬の動きである。
いままでの様な、ギクシャクした動きでは、とても見つけられないレベルの動きである。
作業者に聞いてみた。「ここを離れるとき、何か気になること(未練)ある?」
「時々ですが、ワークのセット不良があります」と返事がかえってきた。
とても嬉しくなった。熟知していない者でも、問題点を見つけられる工程になっていたのである。
 そんな素晴らしい職場であったので、即、対策したのは言うまでもない。

物づくりの小話し、あれこれ 第110 標準作業の3要素

物づくりの小話し、あれこれ

110.標準作業の3要素

 標準作業の話しがでたので、標準作業の3要素についてまとめておく。
①作業順序
 ・効率的な作業順序
 ・毎回、同じ作業順序、手順、動作で、繰り返し行われる作業
②タクトタイム
 ・必要数が基準
 ・ムダのない正味作業が、タクトタイムに過不足なく、納まっていること。
③標準手持
 ・手待ちのない、繰り返し作業ができるようにするために、工程内で持つ
  最小の仕掛かり品(通常は1個、逆まわりでは2個もある。)
その他、標準作業の条件整備の留意点
 ・繰り返し作業ができるのは、1個流しでの「造り」「運び」。
 ・設備故障が少ないこと。
 ・品質不良が少ないこと。安全であること。
 ・異タクト連結作業:縁切り。
 ・同一タクト:位相合わせ。
 ・仕様差:加重平均で処置できること。
 ・教育、訓練の徹底
“標準作業は改善の原点、それが無いところに改善は無い”

物づくりの小話し、あれこれ 第109 出来高板と生産管理板

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

109.出来高板と生産管理板

 この1時間にできた生産数は○○個、前の1時間は○○個、計今日の生産は○○○個、この程度
の把握は、どこでもできている。しかし応援も含めて何人で造ったのか?段替え・刃具・検査など
可動率は?後工程の引きに対しての進度は?となると、突然無口になってしまう。
造りすぎであっても、沢山できたら、まず安心しているのである。これは出来高板にすぎない。
 これに対して、引きの速さをベースに基準を定め、その基準(目標)に対して進んでいるのか、
遅れているのか、また生産性はどうか、それらが見えるのが生産管理板である。
 生産管理板は進み遅れのツールの原点である。
仕入先などで、まず良い職場であるかどうかを見るのは
 ①2S(整理・整頓)ができていること。
 ②くり返しの標準作業ができていること。
 ③生産管理板があり、きっちり使われていること。
この見方で、まず間違ったためしはない。

地政学を経営に⑯  デジタル通貨(中国編) お金の流れから見る

中国のデジタル通貨の策略

1)偽のデジタル通貨

中国共産党はいくらでも中国の銀行に偽のデジタル通貨を発行できる

偽札の場合は現物があるので鑑定すればわかるが銀行の口座を故意的に数字を増やすと現物が無いので鑑定はデータの調査しかできない
調査するのは共産党なので共産党配下の銀行は調べないし嘘を言えば成立する

人民元でもドルでも円でも外貨の口座を操作すればできる

今は人民元は外貨と換金できるので、別に外貨でなくてもよい
このお金で外国のものをタダで手に入れることができる
売った外国の企業は口座にお金が振り込まれてくるので偽の数値ではないし困らない
では誰が損をするのか
ドルを発行しているアメリカは勝手にドルを発行されると困るのか?ドル安になるのか?
アメリカからの輸出になるのアメリカの企業は得になる
流通するドルが増えると、より基軸通貨になる
デジタル通貨は偽だと分からない偽札を発行できる

 

2)中国国民からお金を巻き上げる手段(共食い)


デジタル通貨を進めると紙幣が使えなくなる
賄賂や横領したお金が口座に振り込まれてしまうと、共産党に補足されるため現金でもらうしかない
中国の銀行に預けても補足されるため現金の現物で隠し持つか、外国の銀行に預けることになる
中国国内でデジタル通貨が進むと現金が使えなくなるので銀行に入金して使うことになるが、入金した時点で補足され没収される
これで不正で得たお金の隠し財産を共産党は没収することができる
スイスの銀行は共産党員100人でなんと1200兆円分のお金を預っている。しかし最近、スイスは国民投票で預からない方針を出した
では他の外国の銀行は預かってくれるかだが、どの国の銀行も預かってくれない。では札束で保管するのか
札束を中国の銀行に入金すると補足されるので没収される
デジタル通貨を進めることで共産党は中国の人民から巻き上げることができる

常に歴史的に支配者が困窮すると自国中国人の金を中国の権力者が巻き上げる「共喰い」をする

それでは共産党は崩壊するかというと崩壊しない

人民元はドルや円と換金できるので、デジタル通貨発行で繁栄できる

換金できなくても偽ドルのデジタル通貨を出すといくらでも繁栄できる

通貨つまり為替は「信用」が前提なので資本主義の「信用」をうまく使って共産党に有利に操作することができる

物づくりの小話し、あれこれ 108話 平準化ボックスは後工程を写しだすビデオモニタ

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

108.平準化ボックスは後工程を写しだすビデオモニタ

 後工程の引きにあわして、タクト発生させるためのツールである。
後工程(納入先)が遠隔地で、2時間相当分のかんばんを仮に40枚持ち帰ったとしよう。
その40枚には、いろいろな型式がある。生産しているラインも異なっている。
Aラインで生産しているものが14枚あったとする。
  10分間隔で引き取っているとすると、12舛あるので、1枚/1舛だと、2枚分不足する。
どこか2箇所だけ、2枚かんばんを入れざるをえない。
引取り間隔を8分にすると、15舛となのので、1舛分だけ空きがある。
これが30分間隔での引取りだとすると、4舛しかないので、1舛に3~4枚入ってしまう。
 遠く離れていると、どんなペースで使われているか、時々刻々と解らないので、ライン別に再現
しているのが平準化ボックスである。ちょうどビデオモニタの役をしている。
引取りの間隔が大きすぎて、1舛にかんばんが多く入っているのは、コマ飛びのようなビデオで良
く見えない。
 1舛1枚で、気持ちよく見える平準化ボックス(写りの良いビデオ)にしたい。
そうすると、仕事の進み遅れも、その他の課題も見えてくる。
引取り間隔(運搬の間隔)を極力小さくし、収容数も少なくする。ビデオの写りを鮮明にしていく
ことが1個づくりに繋がっていく。

物づくりの小話し、あれこれ 107話 「まかせている」ってな~に

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

107.「まかせている」ってな~に

 「君にまかせたから」「彼にまかせていますので」「まかせていたものですから…」
よく聞く言葉である。
「まかせる」ということは、権限を委譲するということである。
その上、「不都合があれば、当方が責任をとるので、安心して思いっきりやってくれ」ということ
でなくてはならない。
 ところが、「まかせている」のではなく、放任というか、無関心というか、あるいは本来自らや
らなければならないことを、人に押しつけているケースもある。
こんな時にかぎって不都合があると、責任をうまく逃れようとする。
 こんな風に考えると、「まかせている」なんて言葉は慎重に使わないといけないと思う。
「責任をとるから……」という言葉も、下位職なら「何らかの形で責任を…」と感じることでも、
上位職なら処置できることもあるだろう。
そんなのは「責任をとるから…」という事柄ではない。
「まかせています」「やらせています」は思い上がりかも知れない。禁句とした方が無難。

地政学を経営に⑮ 貧富の差が政策になる お金の流れから見る

地政学を経営に⑫ 貧富の差が政策になる

コストダウンの方法で賃金の安い国に工場を進出して生産していきます

みんなが豊かになると、その国の賃金が上昇していき、工場は他のもっと安い地域や国に移転します

生産工場を残したいのならば、賃金の上昇の抑制をしていかなければなりません

貧しい状態を維持することで、賃金の上昇を抑えることができます

全体がずっと貧しいと、治安やインフラが悪くなり、生産性など上昇せず外資企業は撤退していきます。当事国としても望んでいません

安い賃金のままにして外貨を稼ぐ企業を誘致し国を発展させ、豊かにする方法はどのようにすればよいか?

国内で貧しい人を安く雇いコストダウンし、企業は儲けて富を得る構造にすると個々人はともあれ政府としては対外的に強くなれます

つまり国内に「貧富の差」=「格差社会」の構造が必要になります

 

中国共産党では格差の農村民、そして新疆ウイグル人を囚人化し奴隷のように安いコストで生産をしていきます

この構造を維持する政策を保つことで、つねに国内にコストダウンできる状態を維持し、世界中の人からアマゾンでメイドインチャイナを販売し外貨を稼ぎつづけることができます

中国共産党にとっては貧富の差つまり格差社会は国策なのです

 

アメリカは不法移民が多く、企業はコストダウンの方法で不法ですが使えます

しかしトランプ大統領が不法移民防止を掲げて、すでにいる国民の雇用を守ると政策をとりましたが、コストはアップしていくため、いずれ企業は人件費の安い国に移ります

バイデン大統領になり移民大歓迎の政策をとりそうで、企業のために貧富の差を利用しようとしています

大昔は奴隷制度がありましたが先進国では今はできません

 

日本では似た方法が外国人研修生の制度で、これも日本より貧しい国から雇い貧富の差を合法的に発生させることができます

日本人より安いのですが、研修生としては高額な収入です

長く雇用すれば賃金を上げなくてはなりませんが、制度として3年間までとして、常に新人を入国させて賃金上昇を抑える制度にしています

どれも倫理的、道徳的に良くないのはどの国の政治家もわかっていますが、地政学的に発生するの環境から生まれる道徳心の差、つまり文化のちがいです

 

本来、日本としては、賃金が高くなればそれ以上に自動化を含めた改善をしていくことで、コストアップの抑制と雇用の維持と発展ができます

改善はお金をひたすら追っかける数字の追求ではありません

改善とは善い行いとは何かと、個人,家族,お隣,企業、政治まで浸透していく人材育成の文化活動です

今までもこれからも、日本は工場の進出だけではなく改善活動までも広めていっています

しかし、何年も中国で改善活動を行いましたが、だめでした 地政学的に無理です 中国は貧富の差の政策が似合っています

地政学を経営に⑭ 嘘を100回言うと・・・  国で異なるその後

地政学を経営に⑪ 嘘を100回言うと・・・  国で異なるその後

 

中国 嘘を100回言うと真実になる    教養をあたえてもらってないので信じてしまう

欧米 嘘を100回言うと戦争になる    嘘を止めようとするので戦争になる

韓国 嘘を100回言うと自滅する     自国民にはつじつま合わせで別な嘘を言うので壊れていく

日本 嘘を100回言うと無視されていく  うざい

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物づくりの小話し、あれこれ 106話 知識、見識、胆識

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

106.知識、見識、胆識

 社内の講演会に、竹村建一氏が来て、「激動の時代を生さ抜くために…」というテーマで講演さ
れた。例の論調で手厳しく、日本の国民性、企業、経済、外交、政治等について論評し、国際社会
との関係についても言及していた。
 アメリカとの経済戦争、円高のくだりで
「知識」「見識」「胆識」という話しが出て、解り易かった。
「胆識」というのは、胆っ玉の胆です。
やはり第一に「知識」がなければいけない。知識がある程度あると、だんだん「見識」というもの
ができる。しかしそれだけではいけない。腹を決めて決断する「胆識」というものがいる。
という話しであった。
 当時の、宮沢内閣は経済通で、「知識」「見識」はあったが「胆識」が無かった。
今の村山内閣は、「知識」「見識」すら無いという痛烈な批評である。
生産の展開でも「知識」「見識」はあるが、「実施」ができていないとか、企業の企画・設投など
でも、採算計算でしか判断しないために、決断が遅れて、じり貧というようなことも少なくない。
「胆識」というのは、その人の生い立ち、資質、立場とか色々な要素はあるのだろうが、その前
提である、知識、見識を深めておくことが、「胆識」を生み出す活力となることは確かだと思う。

物づくりの小話し、あれこれ 105話 関西のオニグモ、関東のオニグモ

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

105.関西のオニグモ、関東のオニグモ

 クモの種類にオニグモというのがある。普通のクモと同じ様に巣を張って、小さな昆虫を獲物
にしている。巣はアミノ酸でできているので、使用後は丸めて食ってしまう。
ここまでは、クモの1つの習性としてみておけば良いのであるが、以下のところが面白い。
同じオニグモであるにもかかわらず、
関西のオニグモはその日の内に垂れ下ってきた使用済みの巣は食ってしまうが、関東のオニグモ
は一晩おいてから、巣をたべるのである。
なぜ、その差があるのかは、動物学者も言及はしていなかったが、面白いものである。
ジャストインタイムの世界では、関西のオニグモの方が、勝ちのようである。

物づくりの小話し、あれこれ 104話 心に残った句

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

104.心に残った句

  「自然はもの言わぬ教師である。
  よく見、よく聞き、よく考え、自分で学びとる。」
よい句だ。
改善の標語にも使える。
「自然」のところを「現場」に置き換えると良い。
その句は続く
つらい思いをして一人前
なさけない思いをして一人前と……。

物づくりの小話し、あれこれ 103話 お米の洗い方(研ぎ方)でご飯がかわる

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

103.お米の洗い方(研ぎ方)でご飯がかわる

 薪でご飯を炊いていた頃、「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いても蓋とるな」がうま
く炊く極意であったと聞く。
しかし、昨今の炊飯器は圧力釜であるし、火の加減だってマイコンでコントロールされ、上記の
極意は十分に織りこまれている。
ところが、こんな実験があった。
 マンションの20家族に、同じ産地・銘柄の米と、これもまた同じ炊飯器を使い、同じ量のお
米でご飯を炊いてもらったのである。
 ねばり、つや、うま味、甘味などを評価する、味度計というのがあって、科学的に評価すると、
平均で60点、低い方で50点、高い方で73点。5点の差で味が判るといわれており、その差
は非常に大きい。なぜだろうか?
そのまえに、おいしいご飯ができるプロセスを説明しておく必要がある。
炊飯の過程で、米に「ひぴ」が入る。水を吸収して米が膨張すると、その「ひぴ」からでんぷん
が溶けだして、全体にまとわりついて、膜を造っていく。そのでんぷん糸が広がり、最後には網
目になって、それがおいしいご飯のもとである。
 しかし洗う前のお米の表面には、不純物がいっぱいある。タンパク質もその一つで、これらを
しっかり洗い落として、でんぷん糸の流れをスムーズにする「お米の洗い方」が必要である。
お釜に水を一杯入れ、その中で手でかきまわしている人。少し水は少ないけれど白い米かすだけ
を繰り返し洗っている人、時には、手ではなく、泡立て器を使っている人もいる。
 こんな洗い方では駄目で、水を極力捨てて、少し残った水で、30回前後、米と米とが擦りあ
うような感覚で、腰を入れて研ぐのである。
そう「お米を洗う」のでは「お米を研ぐ」とよいご飯がいただける。
 この研ぎ方を知ったひとは、お米を1~2ランク下げて家計を救けることもできる。
小話しも、時には役立つことだってある。
 ①お米の銘柄と②炊飯器で決まる、それに③研ぎ方が加わる。
 ①②で決まってしまうという思い込みが生産の場でもある。要因は多岐に及ぷ。
 だから改善も際限りないのである。

物づくりの小話し、あれこれ 102話 白ける誉め言葉

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

102.白ける誉め言葉

 誉めれば良いというものでない。「結果だけをみて、非常に現場は良くやっております。感謝し
ているんです。誉めてやって下さい」
現場も見ずにこれを言われると、現場マンとしては「おもはゆい」というのを通り越して「白けて
しまう」
誉める時は、しっかり見て、感じとって報告してほしい。
たいして、苦労も努力もしていないことで誉められるとこちらが困ってしま。
 誉めることで、日頃の腰の重い行動を帳消しにしようとしているように思えてしまう。
もっと素直に、感謝すれば良いものを……。こんな目で見る、「ひねくれ」者め。

物づくりの小話し、あれこれ 101話 5つのWhyの履き違い

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

101.5つのWhyの履き違い

 「なぜ?」を5回繰り返せ。そうすれば本当の要因が判り、本当の対策ができる。
これは、改善を進めるに当たっての基本姿勢を示す1つである。
ところが、何を履き違えたのかよくこんな光景を見る。
 Q1.「なぜ、こうなったんですか?」
 A1.「○○が原因でなったと思われます」
 Q2.「なぜ、○○が原因なんですか」
 A2.「△△の現象がでていたので、○○だと思います」
 Q3.「△△の現象はなぜ、でるんですか」
 A3.「先程、申しましたように○○が原因で、でたのだと思います」
 Q4.「どうしてですか?」
 A4.「???ええ、現場をみていただいたらよく判ると思います」
 Q5.「どうして、現場をみたら判ると思うのですか?」
 A5.「言葉では説明しにくいところもありますので・・・・・・」
 Q6.「なぜ言葉では説明しにくいのですか?」
「どうしてですか?」「なぜですか?」これを更に連発されると、しまいには「そんなに知りたき
や自分で調べろ!」と捨て台詞も言いたくなる。
5つのWhyは、聞き出すためのツールではなく、自らが真因に迫るための行為、を示唆するもの
であることを認識してもらいたい。
座して、こんな質問ばかりで情報を集めていると、真因に迫るどころか、馬鹿にされるか、嫌われ
者になるのが「オチ」である。

地政学を経営に⑬ 中国共産党は経済では崩壊しない お金の流れから見る

地政学を経営に⑩ 中国共産党は経済では崩壊しない お金の流れから見る

昔から中国は崩壊するとか多くの評論家が言っています

不動産バブルがはじけた。株が暴落した。外貨のドルが底をついた。などお金の切れ目が政治崩壊の引き金として見ています。

自由主義や資本主義の見方からすれば、多くの会社は倒産し崩壊するのですが国が無くなることはありません。

お金の流れから見てみましょう(感覚の都合上で円で表現します)

中国の企業は共産党のバックで会社が立ち上がります

ハイテクやネット企業の上場で紙切れの株が1枚で10000万円と値が付きます

1000万株発行すると1兆円の資金が入ります。共産党にです。

当初、企業の経営状態は民営化のようにして自由を与えます。すると中国国内だけでなく輸出もして急成長します

株価はさらに上がり、党員もインサイダーお構いなしに株で儲けます

さらに増資をすると共産党にさらにお金が入ってきます

多くの企業を共産党のバックでこのように立ち上げるとバブルになります

当然、外資も波に乗れと参入してきます

株を買う人は中国国民や外資です

資本主義だと株で調達した資金で設備投資してさらに発展させるために使うのですが、共産党としてはお金が減るのは嫌です

そこで共産党はバブルをはじけさせるため外資に規制をかけます

株が猛烈に下がってきて、バブルがはじけます。すると中国が崩壊すとか共産党が倒れるとか話が盛り上がります

株が下がって損をしたのは個人や民間です

共産党は個人や民間から株としてお金を巻き上げたままです

上場している大会社が倒産して株価が0円になっても損をするのは国民や外資です

不動産も同じで、共産党はお金を印刷する権限を持っているためいくらでも紙幣を印刷できます

ちなみに1万円札の製造原価は2円です。5000倍になる錬金術です。中国だともっと安いでしょう

そのお金を地方政府に借金として貸します

土地を国民から強制的に奪い取り、高層マンションを建てて売ります

原価はタダみたいなものです

買うのは個人です

そのお金は地方政府に入り、共産党からの借金返済に利息も含めて充てます

中国全土に広げて不動産バブルを引き起こします

多くのお金が国民個人から共産党になだれ込みます

そして共産党は故意に飽和状態にしてバブルをはじけさせます

価格が暴落してゴーストタウンが多く出来上がります

資本主義の考えかただと崩壊です

高値で買ったり、買った時より安く売って損をしたのは国民個人です

共産党をお金を手にしたままなので、得ばかりです

このようにして国民や投資した外資から、いかにしてお金を巻き上げるかのサイクルを回しています

共産党員にはそのお金が個人的に横領できるので、お金持ちになります

スイスの銀行には100人の共産党員の口座に1200兆円あります

党員はやめられませんね

物づくりの小話し、あれこれ 100話 舞の海と小綿

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

100.舞の海と小綿

 運搬の効率化の切り口は2つ。いかに運搬の回転率を上げるか?もう一つはいかに積載効率を上
げるか?である。
その要素の1つである、運搬具について考えてみる。
大きなトラック、トレーラ、からリフト、エレポート、台車に至るまでさまざまである。
ハンガー、パケットも運搬具である。
容器も、広い意味では、運搬具といってもよい。
 これらの運搬具は、運びたい荷物より、軽い運搬具でなくてはならない。
台車で運べるのに、もうすこし工夫すれば人でもはこべるのに、リフトで運んでいるケース等は、
その反対である。小さく、軽く、美しく運ぷことは必ず安い運び方になる。
小綿が舞の海を運ぷのではなく、舞の海が小綿を運ぷ、この考え方が大事である。

 

物づくりの小話し、あれこれ  99話 大和の西瓜

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

99.大和の西瓜

 現在の縞模様の甘い西爪は、品種改良された大和(奈良)西爪がそのルーツである。
それを裏付けるものとして、今でも西瓜の種のシェア80%は大和産である。
昔は、縞模様のない西爪も沢山あった。なぜ大和の西爪が全国に出回ったのであろうか?
 話は富山へ飛ぶか“越中富山の薬売り”の話はほとんどの人が知っている。
この「置き薬」の商売は富山だけのものでなく、大和(奈良)も結構手広くやっていた。
その“おまけ”に紙風船、塗り箸、おちょこなどを置いていくのが常となっていた。
大和(奈良)の置き薬の行商の人は、その“おまけ”に「西瓜の種」を加えた。
行商は全国に及んでいたので、その種が普及し、大和西爪を全国区の産物にしたのである。
 この話を聞いて、やはり物事を、「普及させるとか」「徹底させるとか」「教育するとか」とい
うのは、足でこつこつ積み上げていくこと、継続させること、が大事だと思った。
「昨年いただいた種で、できた西瓜です、めしあがって下さい」といわれて、いただいた西瓜の味
は、今でも忘れないと廃業した行商の人が語っていた。
 改善マンの教育もこんな部分があって、数年前教えた人が、大きく成長していることに出くわす
と、とてもうれしくなってくるものである。

物づくりの小話し、あれこれ 98話「いぐさ」の折れ

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

98.「いぐさ」の折れ

 畳おもての「いぐさ」の葉は直径1.5mmと細い。
それでいて、背の高さは成長すると1.5mにもなるので、「ポキット」と折れてしまう。
昔は、それでも延ばしたり、繋いだり、それなりに使っていたが、その生産性は極めて悪かった。
しかし、昭和30年代に、「いぐさ」を真っすぐに育てる方法が開発された。
 植え付けして、そこそこの高さになったら、45cmに切り揃えるのである。これを先刈りという。
そして、先刈りした「いぐさ」の高さを合わせて、網を張りめぐらせる。
倒伏防止網である。
その後は「いぐさ」の成長に合わせて、網を少しづつ高くしていくのである。
 これによって、倒れたり、折れたりすることは舞くなった。更に、揃っていることから、自動で
刈取りすることもでき、飛躍的に生産性は上がった。
おもしろい工夫である。特に興味があるのは「いぐさを45cmに切り揃える」という部分である。
改善のステップでいうなら、“原単位合わせ”である。
 これをしておくと、次の改善が進めやすくなる。

 

物づくりの小話し、あれこれ 97話 月夜に提灯

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

97.月夜に提灯

 ムダ(無駄)という意味を辞書でひくと、「役に立たないようす」「甲斐がないようす」とある。
生産での定義は“原価のみ高める諸要素”言いかえれば、“付加価値を高めない総て”ということ
になる。
このムダの種類を便宜上、7つに整理している。
 ①造りすぎのムダ ②手待ちのムダ ③運搬のムダ  ④加工そのもののムダ
 ⑤在庫のムダ ⑥動作のムダ ⑦不良品、手直しのムダ、である。
このなかでも、問題(改善のニーズ)をかくしてしまったり、新たなムダ(2次的ムダ)を発生さ
せる“造りすぎのムダ”は特に恐ろしい、憎っくき敵である。
ことわざのなかにも、「ムダ=役に立たないようす」を表現したものが多い。
 ①暖簾(のれん)に腕押し ②糠(ぬか)に釘 ③豆腐にかすがい
 ④釈迦に説法  ⑤月夜に提灯  ⑥猫に小判  ⑦豚に真珠  ⑧馬の耳に念仏 等々
このような「ムダ」を徹底的に排除し、原価低減を目指すのが、生産担当者の使命である。

物づくりの小話し、あれこれ 96話 青野城の竹の皮、頭痛にノーシン

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様) 96話

96.青野城の竹の皮、頭痛にノーシン

 稼動率を下げたくないために、ロットをさらに大きくしたり、欠品になりそうだといっては、信
号カンパンの基準数を上げる。まったく悪いパターンである。
段取替えの短縮やチョコ停対策、収容数の見直しなど、小ロット化の地道な活動はしない。
カンバン待ちや大ロットのために、部品は余るほどあるのに、肝心な当該部品が無いというような
ことが起こる。要に二度置き、部品の積み替えなど、2次的な不具合が発生する。
 これは、頭痛だといってはノーシンを飲み、胃を痛めているのに気付いていないのに似ている。
頭痛の原因を見付けて直さないと、もっと大きな病気になってしまうことにもなりかねない。
 青野城の攻防で、敵の攻めてを防ぐ為に城壁に竹の皮を張りめぐらせた。
敵は滑って悪戦苦闘した。城側は勝利に酔った。
しかし、その皮に「火」を放たれてついには落域した。1つの物事には必ず良い面、悪い面がある。
その両方を知って、道理を誤らぬことである。誤りが少ないのは、原理・原則に基づいた行ないで
ある。

物づくりの小話し、あれこれ 95話 「働き易い」のごろあわせ

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様) 95話

95.「働き易い」のごろあわせ

 優しいラインづくり、ゆとり感、働きやすい職場環境や作業など、作業者の立場に立ったものの
考え方が定着してきた。そこで一つ、ごろあわせ
 は:はやく     … 正味作業の低減
 た:たしかに    … 品質確保
 ら:らくに     …  悪い姿勢・重筋・イライラ作業の排除
 き:きれいに    … 整理整頓
 や:やすく    … 原価低減
 す:すすんで    … 自主性、積極性
 い:いつも     … 継続は力、標準化
 

地政学を経営に⑫ 基軸通貨ドル

それぞれの国には通貨がある。通貨が弱いと外国から買い物ができない。

内需だけの自給自足だと原始時代に戻ってしまう

豊に発展しようとすると、外国に売れるものが必要で、お金はいろいろな国に通用する通貨で支払ってもらいたい

アメリカの通貨のドルは今のところ基軸通貨なので、支払いはドルが良い

基軸通貨になるための条件は

(1)軍事力が強大で戦争しても負けない。その国の通貨が紙くずにならない

(2)通貨に対し、多くの国が必要とする物の価値を接続する。その通貨でないと買えないようにする

(3)他国が得たその通貨を買い取り(国債)、金利を付けて、持っているだけで得するようにする

この3つができる国は今のところアメリカしかない

ユーロは(1)と(3)はできるが2が無いので程々通用する

日本円はアメリカの軍事力をバック(1)に技術力での日本オンリー商品(2)で経済的に日本より弱い国には通用する

中国には何もない。せいぜい、どこも低コストのため自国生産しなくなった生活必需品が(2)ぽい感じがする

基軸通貨としてアメリカが(2)を強固にするためにとった方法は、まず最初にドルと金をくっつけて金の取引はドルでないとできないようにしました

しかし、より経済を大きくしようとすると金の埋蔵量には限界があるため、もっと経済で必要で量もある石油とくっつけて、石油はドルでないと買えないようにしました

石油の価格も自国の石油を利用し、さらに中東の産油国同士を争わせてコントロールするようにしました

最近、ドルが弱くなったと思っている人がいますが、省エネやエネルギーの多様化とで石油の消費が停滞しているからです

技術発展で、車も飛行機も電気で動くようになり、ますます石油離れになります

このままにするとドルは弱くなります

今、アメリカはドルを次に何とくっつけたら良いか開始し始めました

それはドルと軍事力です

兵器はドルでしか買えなくして、守ってもらおうとしたら駐留費をドルを払えと

日本や韓国、ドイツに駐留費を大きく値上げ要求しているのがその兆しです

(2)とは完全なビジネスのことなのでアメリカにしか依頼できない状態をつくれば(2)は強固になります

ミサイルやステルス戦闘機など直接の兵器・駐留軍隊・サイバー兵器・宇宙兵器など最先端のものを常にそろえると、常にセットで売れます

兵器は実際に戦争が無くても、緊張状態さえあれば売れます

アメリカとしては買ってもらいたい国の隣国を「悪」にすれば「必要」は生まれます

ビジネスとは、一つは、いかに必要を創り出すかです

ドルは金→石油→軍事力と移っていきます

金はどうなったかというと、世界のほとんどの金はアメリカに保管されています

日本は多くの金を持っていますが、実際の保管の多くはアメリカです

石油に移り変えたとしても金は手放しません

当然、石油から軍事力に切り替えても自国の石油は減らしません

ドルと石油との結びつきが弱くなると、中東の産油国周辺に変化が現れます

今まで、敵対するように工作していたことが弱まり、融和政策をするようになるでしょう

アメリカを嫌う産油国は中国に惜しみなく売るため、価格のコントロールを失います

そのための融和です

あくまで世界の悪にした中国がいないと軍事力の提供はできません

悪はやっつけるのですが、全くやっつけていなくなると、商売あがったりです

ビジネスとは継続的な必要の創造です

物づくりの小話し、あれこれ 94話 プラットホームの乗降客の流れ

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様) 94話

94.プラットホームの乗降客の流れ

 定位置停止をしっかり守っている工程は、定位置停止にもうすぐ到達する、というタイミングで
作業者が一斉にポデーから離れ、そして部品集めに入る。
定位置停止を越えて、すこしすると、部品をもった作業者が一斉にホデーに近付いて、組み付け作
業を開始する。これが組立ラインの現時点でのありたい姿である。
 ラインサイドに立って、このような目で作業者の流れを見ていると、概ね良いラインか、課題の
多いラインかの見当がつく。
そのさまは、「プラットホームの乗降客の流れ」と似ている。
 プラットホームに着けば(定位置停止にくれば)一斉に降り、しばらくすると一斉に乗車して、
スタートする。プラットホームには(ラインサイドには)人影がない。

 

解説 定位置停止

コンベアラインで、作業上のトラブル(作業遅れ、品質トラブル)などを発見した時、

定位置停止用スイッチを入れると、コンベアはすぐに停止しないで定められた位置まで

進み停止するようにした仕組みをいう。


 

物づくりの小話し、あれこれ 93話 かまきりは7回脱皮する

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様) 93話

93.かまきりは7回脱皮する

 年度スローガンは≪流れを変えて大きく前進≫である。
新社長の挨拶要旨の中にも、「保守から変革」「温故知新」「変革に活路を求める」など、変革に
よる活性化、のお話しが多く織り込まれている。
昆虫の世界でいう「脱皮」である。
成虫になるためのプロセスであり、大仕事である。うまくいかないと「死」を迎える。
まさに生死をかけた「脱皮」である。
通常の昆虫は、数回の脱皮で立派な成虫となるが、「かまきり」は特殊で、七回も脱皮を繰り返す。
 今回のダイハツの「変革=脱皮」は、成虫直前の脱皮でなくてはならない。
見事な強い羽をつけ、飛び回れる成虫にならなくてはならない。
「変革」「変革」の掛け声だけに終わると、「かまきり」の脱皮と同じで、なかなか成虫になれな
い。7回もかけて脱皮する余裕はない。

物づくりの小話し、あれこれ 92話 感動なき社会

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様) 92話

92.感動なき社会

 いまの社会というのは、物質的には豊かであるのに、すべてに、割り切っていて、感動を失って
いる。
貧しい国々の子供達の目を見て、目が澄んでいるといったり、はるばるネパールやインド、ミャン
マーまで出かけて、有名なお坊さんの話しを聞いて、涙を流し大感動している。
これは一例であるが、感動がなくなったというんで、あちこち、うろうろ感動を求めて、さすらう
時代になっている。
 本来、感動というのは与えるものであって、求めるものではない。
自分の行いや生き方が、日本人という民族が、各々、人々や世界の人に感動を与えるようでなけれ
ばならない。
 なぜ?我々の生活のなかから感動が失われるようになったのか。
それは日常生活のすべてを「簡単に楽に手間を省いて」と考えている内に、いちばん大事な心まで
失ってしまったのではないか。
 やっぱり、手間ひまかけないと、人を喜ばすことはできない。
「これは私が丹精込めて、つくったです」
「これは私が丹精込めて、仕上げたものなんです」
「これは私が心を砕いて、やったものです」
となると、どんな小さなことでも、「ああ、ありがとう」となる。人が「ありがとう」と喜ぶ様子
を見て、「やってよかったな」「そうしてあげてよかったな」という感動。
こういう日常的な感動を取り戻したい。
 日常の中にわれわれの感動する場面はいっぱいある。
その生活の中で随所に感動をよみがえらせていくことが大事だと思うのです。
いきなり大きなこととか、いきなり人類全体を感動させるといっても無理だと思う。
小さな輪を広げていって、気がついたら日本全体が感動の国になっているというかたちになってい
くという。
 この話しを聞いて「生産改善」の場でも、まったく同じことが言えると思った。
「手間ひまかけて、粘り強くやったこと、困難が多かったもの」ほど「やった!」という感動は大
きい、また相手にも喜ばれる。
やっても、感動がないとしたら、「簡単なもの」「挑戦的な目標をもたなかったもの」「ニーズに
乏しい」であったということになる。
 自主研活動でも、メンバー側、職場提供側、共に燃え立った時には必ず感動がある。
何度か、そういうことがあるから続けられる。

物づくりの小話し、あれこれ 91話「聞き方教室」はない

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様) 91話

91.「聞き方教室」はない

 世の中に「話し方教室」というのはよく聞くが、「聞き方教室」というのはない。
話し方の方は、テクニック、技術を訓練すれば何とかなる。
しかし聞き方の方は、特別なテクニック、技術はなく、人を受け入れる力、大きく言えば人間力
そのものである。
指導や説教も「また始まった…」では一方的で効果なし。
社長の話しは聞くが、部下の言うことは聞かない。
新規の店でも、儲かってくると、お客の言うことを聞かなくなる。
地位が上がるほどに、聞く耳を持たなくなった。
等々、例はいくらでもある。
 話し方上手な人は多いが、聞き方上手な人は少ない。
部下がいったことはよく聞く。
子供がいったことはよく聞く。それが大切である。
人の意見を聞くことが、人づくりの原点であり、心の底から聞くという努力が必要だ。
云って教えるのではなく、聞いて教えるという人こそ、達人である。
 

地政学を経営に⑪ 「欲張りは騙される」

社会主義国の目的は体制の維持で手段は善悪を問わず行う特徴があります

社会主義国は選挙で代表が選ばれるのではないため、国民を犠牲にして政策ができます。そのため感染防止は生活を犠牲にしてでき、ワクチンなど人命を問わずに早急に開発できます。

善かれ悪かれ速いという特徴があります。結果だけ見て良いと判断するのは危険で、とった手段が善い行いかを評価することです。

どんなに良いワクチンが開発されても各国の政治家や経済人は手段を見ることです。

結果だけを見て、得すると判断し係わると手段の部分で手先に扱われ、抜け出せなくなり騙されていきます。

私の合点がいく一言のひとつで「欲張りは騙される」と経営者に注意しています

地政学を経営に⑩ 外貨の使い方 一帯一路

地政学を経営に⑦ 外貨の使い方 一帯一路

一帯一路で貸し付けたお金はドルです。

現地の建設には中国企業とくに国営企業が入り、貸したドルで工事を請け負いさせます。労働者も中国人を連れていきます。

現地国は借りたドルで支払います。中国企業はドルの収入のため中国国内では使えません。

そこで共産党銀行に両替を頼みます。共産党銀行は人民元を印刷して渡します。するとドルは共産党に戻ります。

現地国は中国建設企業に工事費を払いましたが、これは借金の返済ではないので、借金だけ残ります。

返済された分ほど共産党にはドルがさらに増えます。現地国が返済不能に陥っても、ドルは回収しているので財務的には無傷です。

人民元印刷費用は実質的に口座に数字を振り込むのでコスト0です。

借金の返済できない国は、恐喝的に中国の権利を認めさせて有利な仕組みに組み入れます。

悪くどいとは思いますが、日本も似たような仕組みを活用して発展してきました。

ただ日本は現地の企業をできるだけ活用し、現地人を雇い、現地にも外貨が入り、投資したものが現地でさらに経済を発展できるように、相互依存=共存するような仕組みで活用してきました。

ある程度返済されたら、「借金の返済不要」と現地国をさらに助けます。現地国は自ら日本との交易に対して優遇処置をしていただきました。

中国共産党とは異なります。

 

外国にどれだけ投資できるかが影響力であり国力になります。

外貨、特に基軸通貨のドルだからできます。日本は外貨を多く稼ぐために消費税の仕組みを上手に活用しています。

「政府の錬金術」というタイトルでいつかコラムに載せます。

物づくりの小話し、あれこれ 86~90

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様) 86~90

86.同窓会での待ち合わせ

 女子学園の同窓生が、大阪駅中央の噴水前で、午前11時00分に待ち合うことになった。
Aさんは、大阪市内で地下鉄を利用すると30分で着ける。
Bさんは、パスとJRを乗り継いで、50分かかる。
Cさんは、少し不便なところに居て、帰りのことも考え、車でくるという。うまくいっても90
分は考えておかないといけないようだ。
Dさんは、遠いところに住み、JR、新幹線を利用して来る。3時間はみておかないといけない。
  おのおの移動時間、パス・列車時刻、交通渋滞なとを予測して、家を出る。
これは移動時間だけの話しで、化粧したり、着替えしたりする時間をさらに見積もっておかない
といけない。お洒落な人は美容室へでかけるかも知れない。
 JITとは、この4人が、大阪駅中央の噴水前にいかに効率よく集まるかということである。
こんな風に考えると
 ・リードタイムが短く
 ・バラツキが小さく
 ・乗り継ぎの手待ちがなく
 ・前準備をしっかりやっておく
ということが大切である。
この噴水前の指定の時刻が、ダイハツ工業のライン上の車であり、4人はその工程で使う部品と
考えると解りやすい。不利な条件の人は、随分前に着いたり、遅れたりしてしまう。

88.時間測定とベテラン
                                   、
 Kという工程のタイムスタディをA直でやったとする。N=5回(62”60”58”63”
60”)で、平均すると、60.6”であり、バラツキは5”もある。
シフトが変わって、裏番のB直の人でK工程のタイムスタディをやったとする。
この方はベテランでN=5回(58”・57”57”58”56”)で、平均すると57.2”で
あり、バラツキは2”である。
さて、この工程の仕事量はいくらと見たらよいのだろうか?
 基準という見方をすると2つの視点がある。
この工程は、45”でやらないと、採算が合わないとすると45”が基準。
タイムスタディをベースに基準を決めるとするなら、ベテランの一番速い、56”が基準。
ということになる。
すなわち、今時点で「ありたい姿」を基準においたら良いのである。
 そして「ありたい姿」と「今の実力」の差が問題点であるととらえれば良い。
基準を56秒にしたことと、A直の人がその基準でやれるということとは別問題である。
基準で、物造りができるなら、楽なのだが……。

89.素人の方が良い

 自主研では、そのショップのベテランと、ショップとの関わりが薄<て、素人に近いメンバー
と混成チームになることがある。
これも、自主研のよいところの1つで、素人は新しい仕事に興味を持ち、知ろうと努力する。
そして純粋に見るのである。
 塗装のホコリ、プレスのゴミカミ、鋳物の巣穴など、関係した人は、その難しさが解りすぎて
いて「多少、でるのは仕方がない」と、どこかに許容している「スキ」がある。
しかし、素人は、シンプルに「なぜ?突然でるのか」判っているものから「なぜ押さえられない
のか?」と考える。
「よくないことは(できない理由)、知らない方が良い」ということもあるのである。
素人から突っ込まれて、ベテランの方が「タジタジ」になっている場面を見かける。
また、その素人から、良いアイデアが出ることも少なくない。
 素人の参加、歓迎である。

90.面接とよそ行きの姿

 普通の面接官(者)は、入ってくるところを色々観察し、面接が終わると、メモしたり、評価
シートに記入したりして、出ていく姿は観察しない。
よい面接者は、入ってくる時に、前者の評価のために下を向き、面接終了後の出ていく姿を、し
っかり観察する。
要は、「入ってくる時はよそ行きの姿であり、出ていく時は普通の姿にもどるから」だと言う。
ホテルのチェックインも馬鹿騒ぎして入る人は少ない。チェックアウトの時に、部屋のあと始末
やその他の言動で人柄が判る。入学式と卒業式もしかりである。
 職場も同じで、入り口の現状把握や調査だけだと、よそ行きの姿をみ世るだけである。
現場の中にとけ込んでも、同じ状態であれば、本当にすばらしい職場である。

かんばんケースの活用事例

かんばんケースの活用事例

生産指示ホスト

ちょろ引きポストのサムネイル画像

出荷指示ポスト

 

 

ライン生産指示ポスト

 

 

 

物づくりの小話し、あれこれ 81~85

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様) 81~85

81.きゅうすと雲とはだか馬

 上にたつ人の、戒める行動として、ひきあいに出される言葉である。
雲となって、せっかくの光をさえぎるな。風となって雲をふき飛ばせ。
横から、きゅうすのように、「口を出すな」、始めにしっかり指示しておこう。
部下と競うな。はじめから勝負はついている。相手(部下)は負担重量をかせられている競争馬
のようなもので、はだか馬の上司は勝ってあたりまえなのである。
 それを承知であえて、勝負しようとするのは、よほど弱い馬といえる。

82.ネックは収容数と段替え

 JITに近かづけるためには、大ロットから小ロット、小ロットから1個流しへ工程の流れ化
をはかることである。
それが解っているのに、なぜ、かためて造るのだろうか?
 段替えが多いと、稼動率が落ちる。既に使っている大きな収容数を替えるとなると、小さな容
器を購入することになりかねない。
また一度に沢山造り、一度に運んだほうが徳だ。そう、思っているのである。
  小トロットもしくは1個流しの敵は大きな収容数と時間のかかる段替えである。
この2つのことを見極めた生産準備が、JITの成否を決める。

83.より確かな結果

 いろいろな職場をまわっていると、書いたものは、信用できないという、かなしい現実を見て
しまうことがある。
在庫30%減といっても、完成品なのか? 仕掛け品なのか? 対象工程の部品なのか? 全製
品なのか?
 良いとこ取りされると、とんでもない評価となってしまう。
たしかな評価は、次のような例である。
 ①在庫30%減というなら、それに相当する空パレット・空箱が余ってくること。
 ②塗装工程のリードタイム短縮10%というなら、それ相当分の空台車がラインからハズレ、
  凍結されていること。
 ③品質不良が半減したというなら、手直し場の区画が1/2のスペースとなり、作業者が半数
  になっていること。
このような、直接的な評価の方が、ず~と現実味を帯びてくる。そんな改善が良い。

84.ありたい姿とのギャップ

 現実とありたい姿のギャップが問題点である。
ものを1台(1ケ)生産する時間、作業を与える時間、のタクトタイム(T・T)について考え
ると、T・T≠実行タクト、T・T≠CTの関係にあり、
T・T=実行タクト、T・T=CTになるように、改善活動をしている。これが、T・Tへの挑
戦であり、1人工の追求である。
 いま、T・T<CTの関係にあるとすると
 ①遅れ分、1人増やす
 ②遅れ分、の作業または製品を他に移す
    ③遅れ分、その都度リリーフ
 ④遅れ分、に合わせて造る→実行タクト
 ⑤遅れ分、正味短縮
の手段が考えられるが、まず⑤を優先して改善することは言うまでもない。
他は⑤の改善を進める期間中の補助的手段である。

85.駅までの歩行時間

 駅まで歩くと、10分の道のりである。
毎日のことなので、電車の発車時刻はわかっている。
家をでるのが、数分遅れると、早足となって8分でホームに到着する。
もう少し遅れると、小走りになって6分で到着する。
ところが、家を早くでてしまうと、ホームに着いても電車を待つことがわかっているので、ブラ
リ、ブラリと歩いて13分もかかってしまう。
  10分が標準作業であり、6~8分は異常時のとりもどしの時の動きである。
13分は1人工を与えきれていない時の動きである。

コロナウイルス感染防止 トヨタ生産方式の応用 1~4

コロナウイルス感染防止 トヨタ生産方式の応用

1.総量規制 3密防止

 スーパーマーマーケットでお客様を制限無しで入れると3密が発生する

 そこで総量規制の仕組みを応用する

 買い物カゴを例えば100個入り口に準備して、お客様は1個づつ持ち入れるようにする

 すると買い物カゴの100個=100組人までしか入場出来ないので、その他は入り口で待つ事になる

 一組人出ると買い物カゴが空くので、次の待っている一組人が入場できる

 

2.巧遅より拙速を尊ぶ

 50点でもよい直ぐやれ とか 結婚式の後のウエディングドレス とも言う

 どんなに良いアイデアでもタイミングが遅れると効き目が無くなるという意味

 良くなるのだったら、不足でも直ぐやる

 

3.標準作業化と自働化

 標準作業の3要素 = 作業順序,タクトタイム,標準手持ち →一個流し(一人流し)

 スーパーマッケットまど不特定多数の人が来る場所で、3密を避けてくださいとか消毒をしてくださいとかお願いしても、無頓着の人は従わない

 そこで、消毒を行なう道具を手順通りに並べて、必然的に作業させるようにする

 ①入り口と出口は別々に分ける(一方通行)

 ②入り口は1人が通れる幅にする

 ③入り口前に靴底を殺菌する次亜塩素酸水を浸したマットを敷く(3歩分の長さ)

 ④カートを置く

 ⑤買い物カゴを置く(総量規制)

 ⑥アルコール消毒ポンプの押すところに自動ドアのスイッチを置く

 ⑦自動ドアが開く(アルコールを使わないと開かない)

 ⑧買い物をして頂く

 ⑨レジ床には立ち位置の絵マークを貼り、レジ者やお客様の3密を防ぐ

 ⑩出口に自動ドア→次亜塩素酸水マット(カートの車輪を消毒)→カゴ返却(レジでもよい)→カート返却→アルコール消毒ポンプの順に配置

4.後工程はお客様

 必要な物を必要なだけ必要な時に後補充で引き取り

 税金は市民の方から預かったお金であり公務員や議員の物ではない

 平時は議員が会議で決めて公共の施設や補助として市民に役立つ投資をするが、今回のように異常時は異常時としてのお金の使い方がある

 市や国は市民に税金からお金を上げるという感覚ではなく、預かったものだから戻す感覚である

 市民は貰うのではなく、戻してもらう感覚。市が市民に渡すお金は投資として戻す感覚。そのお金を市民が何に使うかは、市民が決める

 それぞれのお客様をそれぞれ決めて使えば、使った所もまた使うため必然的にお金が回り始める

 お金は使ってこそ価値があり、止めずに回ってこそ本来の通貨である

物づくりの小話し、あれこれ 76~80

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様) 76~80

76.組立の工程編成とジグソウパズル

 組立の単位作業は、ちょうどジグソウパズルの5000ピース前後に相当する。
これを全部バラして、1ピースから並びかえるとすると大変な労力と期間が必要である。
だから、機能別に小グループに集約して、10ピース/1グループ程度にしておくと、500ピース
のジグソウパズルを仕上げる手間で済む。
そして、この10ピース/1グループは基本的には崩さない。小さな完結工程である。
1ピース単位だと、どの部分のどの位置へ、はまる単位作業かわからないが、10ピースになると、
特長的な図柄がでてくる。そうすると、そこにストリー性がでてきて、覚えやすい、仕事の固まりと
なる。

77.万年最下位

 完成車ランニング(不良車)=塗装タッチという時代があった。自販返車もかためて帰ってくる。
手直しで、残業につぐ残業、QCサークル活動すら開く余裕がなく、低調であった。
秋のブロック別運動会は、万年最下位。大げさに言えば暗黒時代である。
ひとつだけでも、光明を見いだし他課に勝たないと、どうも腹にすえ兼ねる。
次のことだけ、必死にやった。
一つは、電話ボックスのような、喫煙箱をやめて、何人かが座れミーティングできるエリヤの確保。
(いまでこそ、常識だが、当時は極めて少なく、ほとんどなかった)
二つ目はQCサークルの復活、最後は運動会3位以内入賞。
 その秋、運動会3位となった。また各組ミーティング室をなんとか持てるようになった。
QCサークルも活性、これらがきっかけで、他課と対等に勝負できるようになった。
 職場活性化の目的は1つでも、その手投はいくつもある。この程度のことが、好転する1つのきっ
かけになる。

78.ほめないのは、自己逃避

 他社を見学したり、研修会に参加したときに、概ね2つのタイプに別れる。
「たいしたことはない」「あの程度のことは、こちらでもやっているよ」「2つ、3つは、ましな
事例はあったけど、全体としてはレベルは高くない」といってしまう人。
 もう一人は、「たいしたものだ、新しい工夫が入っていた」「うちでもやっているんだが、やり
方が少しちがうんだよナ」「是非一度まねてトライしてみよう」という人。
これは、①全体をみているか、個々をみているか②見る人の経験、レベル、プライド③参加の動機
が自発的か受け身か。等々によっても違ってくるが、まずいえることは、
 前者の場合には、否定しているのだから、前進はない。しかも行動もない。
後者の場合は、今後に繋げようの姿勢がある。
見学したり、研修会等に参加して、収穫がないというのは、参加者の姿勢や意気込みが悪いだけと
思ってまちがいがない。
 他社でみるものが無いなんてことは、ありえない。そんな会社ならとっくに潰れている。
誉めないのは、自己逃避(業務逃避)しているだけだ。

79.売れたからつくる。売れるだろうからつくる。

 仕掛けは、順序か後補充かの2つである。その組合せがあるので、仕掛けは3タイプとなる。
後補充は、売れたから(確定情報により)つくるということになり、
順序は、売れるであろうから(予測情報により)つくるということになる。
 どちらが、より、ジャストインタイムか、はおのずと答えがでている。あとの補充方式がよい。
ただ、種類が多いと出店をもてないので、順序、もしくは順序+後補充の仕掛けとなる。

80.見かけの能率と真の能率

 10人いて、100個の製品をつくっていた。それを10人で120個の製品をつくれるよう
に改善した。たしかに能率は上がったが、必要数が100個なら見かけの能率であり、むしろ
20個余分にムダが出来たと考える。これを8人で100個つくるようになれば、真の能率向上
である。
 ある工程で、リードタイムを20分短縮し、スリム化したといっても、次工程のよその課で、
その分、停滞(在庫)が増えたとすると、これもスルーでみれば、改善されたとはいえない。
 これに似たことで、こんな例がある。工程間の仕掛かり部品が多いといって、改善している職
場のもう一方で、その比でない、部品をつけた完成車両を一杯もっているような、理にかなわぬ
状況をみることもある。
 ショップ間のタクト差なども含めて、上記の、見かけの能率と真の能率を本当によく見極める
ことが必要である。陥りやすい過ちである。

地政学を経営に⑨ なぜ政府はマスク生産を中国に発注したか

地政学を経営に⑥ なぜ政府はマスク生産を中国に発注したか

武漢コロナウイルス感染拡大防止でマスクを国民に配る事をした

2億枚というとてつもない数量である

継続的にもつづくので、さらにとてつもない累計数値になる

生産するのには多大な投資である材料,設備,人員が必要になる

国内で生産すれば材料メーカー,設備メーカーや雇用へと経済的に良い方向にまわるの、なぜ中国に発注するのか

<答え>

中国に進出している日系企業は中国で売上や利益を上げている

ため込んだ利益の通貨は中国の人民元であるため、中国でしか使えない

日本円やドルに換金しようとしても中国は外貨が減るので制限をかけて換金をさせない

会計上利益が出ていても世界的(地政学的)に中国など社会主義国の通貨は他国に使えないので紙屑に等しい

この紙屑を活かすために、今回政府がとった方法が、中国に進出した企業にマスクの発注をして人民元で生産し日本に送る

日本政府はその代金を円で日本の口座に振込み支払う

これで日本円に換金できたことになる

中国地で人民元使う→マスク(物)になる→日本に送る→円で日本の口座に支払う

中国としてはマスクを輸出して会計上は外貨(円)を得た事になるが、現物のお金は日本にある

<追記>

中国から撤退したい場合、残った資産(利益も含む)を円かドルに換えて引き上げたい

しかし中国は外貨が減るので、それをさせないために因縁的規制をかける

今回のマスクは資産の回収を円に換える手段の一つです

 

物づくりの小話し、あれこれ 71~75

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様) 71~75

71.しくみと改善力は天秤の関係

 しくみをうまくやりすぎると、改善力が落ちる。
しくみがでたらめだと、改善力でカバーしようとする。天秤のような関係にある。
文武両立せず、両雄並び立たず、というか、なかなか上手くいかないのが、常ではあるが、この2つ
がデットヒートして、競いあえば、本当によくなってくる。
しくみがうまくいきすぎて、一見よく見える場合には、甘々になっている場合があるから、注意。
 最近は、ややもすると、OA化などによって、いろいろな支援システムができ、情報だけが先行し、
改善力が弱くなってきている傾向が懸念される。
ここでいう、改善力とは、
  1.作業をみて、なおす力
  2.設備をみて、なおす力
  3.品質不良、故障をなおす力 であり、
なぜなぜを繰り返し、追求していく力をさす。

72.雲泥の差

 理解してもらうエネルギーを1とすれば、納得してもらうのは3、やる気にさせるは5、実行して
もらおうと思うと10、のエネルギーが必要である。
ましてや、言わなくても、みずから課題をみつけて、実行したり(更に増幅したり)するのは、20
のエネルギーを注ぎ込む必要がある。
上記の「~してもらう」という用語を「自ら~をする」におきかえても同じで、努力がいるのである。
「言うは易し、行い難し」とはよくいったものである。
理解すると実行するの差は、少しオーバかもしれないが、雲泥の差ほどの開きがある。
 憎き怠惰の業よ!
そんな比であるから、方針展開にしても、フォローをきっちりやらないといけない。
ややもすると、「もう、済んだことを、とやかく言っても仕方がない、大事なことは、これからどう
するかだ!」といって、次の計画の論議にシフトする。これほど「楽なものはない」。
 同じようなことが、新機種の立ち上がり直後にもよくある。
それが、売れなかったり、評判がわるかったり、儲けられなかったりすると、その車の粘り強い育成
よりも、次の新新種の準備にシフトし、期待する。
今、売れずして、次の車の売れる保証がどこにある。
今、改善して、生産の流れをつくらずして、次のレイアウト・工程計画で、うまく流れをつくれるは
ずがない。要は今の実力以上のものは、できないということである。

73.目のない(省という字の目がない=少)、少人化ラインとは?

 必要生産数に応じ、生産性を落とすことなく、何人ででも、ラインをつくりあげること。
すなわち、ラインが定時で終わるようになったら、無条件に1人(1工程)省人し、作業バランスが
とれるラインにすることにより、常に1人工分の仕事を与え続けることである。

 その時の、技能員の集約化(大部屋)の条件は次の式で表わすことができる。

  (N×8) = (N-1)・(8+T)
                                     T:許容残業時間(H)
                    N:必要技能員数(人)
     ――――――――――――――――――――――――
  | 残業時間   |  2H |  1H   | 0.5H |
   |――――――+―――――+―――――+―――――|
  |技能員(N)| 5人以上 | 9人以上 |17人以上|
     ――――――――――――――――――――――――
残業2時間の枠のある職場であると5人以上、それが1時間の枠しかない戦場だと9人以上の技能員
の大部屋化が必要である。

そんなに人が集まっている戦場ばかりでないので、以下の方法によって、少人化をはかる。
   1)仕事の分担を見直す。 → 連結方式
  2)ラインの統合により負荷(生産品目の引きあて)を見直す。 →  混流方式
  3)人が移動して、端数工数を吸収する。 → 集合方式
  4)それらの組合せ。  →  混流・集合方式
各々、特有の問題点を持っており、それを解決するのに、苦労しているのである。

74.パジャマのポケット

 通常のパジャマは、胸元や両サイドにポケットがついてある。あまり意識していなかったので、気
付かなかつたが、自分のパジャマを調べてみると、確かについている。
夜寝るだけなのに、なぜポケットがついているのだろうか?
 この話、朝のテレビ番組で、スポット的にとりあけていたのを聞いたのであるが、一瞬、そういえ
ば、「ムダだナ?」と思ったし、「何か意味があるのだろうか」と興味ももった。
 各々のメーカから、その「わけ」を聞くと、次のような理由となる。
①チヨットした小物入れ(例えば夕バコとかメガネとか)
②デザイン的はイメージアップ、バリエーションアップ(付加価値を高める)
③胸が透き通って見えるのを防ぐ
④子供の場合は、ポケットに「夢」を入れる、というメルヘンの世界
⑤病人や、入院患者にとっては、パジャマは生活着。だから通常の服のポケットと同じ用途となる。
等々である。特に⑤の「わけ」は説得力がある。
 なるほどナ……。「夜、寝るときに着るもの」という思い込みが「ムダ」と思わせた。
よく確認すると、それなりの理由があったということである。
 今あること、今起こっている現象、必ず「わけ」がある。
その「わけ」をしっかり掴むことが、しっかりした対策に繋がる。その「わけ」をしっかり掴まない
と全てのパジャマのポケットをとってしまう対策になってしまう。

75.不愉快な距離

 ちょっとした実験があった。待ち合わせをしている女性に、だんだん近づいていって、どこまで距
離をつめると、彼女は位置をづらすだろうかという読みである。
周辺の混雑の状況とか、近寄る人の風体によっても多少違ったデータになると思うが、その実験では、
2mぐらいまでだと、位置をづらすということはしなかった。
 相手かまわず、1mまで、接近すると、少しづつ位置をづらすという行動があった。
A嬢だけでなく、B嬢もほぼ同じであった。
 人のまばらな電車の座席でも、ある距離まで近づくと、位置をづらしたり、席を立ったりする現象
がみられた。相思相愛の二人は別として、通常、自己防衛ゾーンというか、不愉快な接近距離という
か、そんなものがあるようである。これは動物の本能的な行動を示すものかも知れない。
 にもかかわらず、工程の場では、共同作業とか、干渉だとか、つぱめが電線に列をなしているよう
な(肩が触れる様な)工程が見受けられる。
 人間だから気分の悪いときもある。不愉快な距離にならないような配慮が必要である。
なかでも、必ず接近しなければならない共同作業は、距離にプラスしてタイミングがあり、イライラ
作業の最たるものと考える。この不愉快な距離を、1日中とらせているとすると、罪は深い。

物づくりの小話し、あれこれ 61~70

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)61~70

61.餅の青カピ

 正月の餅は、数多くつくるので、しばらくすると青カピがはえてくる。
なぜ青カピがでるのか?、青カビを発生させにくい様にするには、どうしたらよいか?
・餅をつくときにできるだけ、水を使うのを控えるとよい。
・風通しのよいところに置いておくとよい。
・吸湿性のよい、木箱に入れておくとよい。
・薄い、切り餅にして、乾しておく。
それ以外にも、多くの答えがあるかも、知れない。
しかしもっと確実な、青カピを発生させない答えがある。
「青カビが出るまえに、食っちやうことだよ…」
林屋喜久議の落語での小話である。
青カピが発生させるほど、”餅をつ<な”ということになる。
造り過ぎと餅の青カビ、これに似たことが生産の場にもある。
 スペース対策、スキッドの製作、防錆油塗布、仕分け等々。つまらぬ対策をしていないか?
結果の処置ばかりしないで、「造りの仕組み」をしっかりやらないといけない。

62.目的と手投

 組立ラインの「物流のありたい姿」はなにか?という質問があったとしたら、どう答えたらよいの
だろうか?、いろいろな答え方があるとは思うが次のも一つである。
部品を、ラインサイドに持って行ったとき、まさに「前に供給した部品が無くなる直前」であった。
という状態ではないだろうか。
 ラックに部品が残っていれば「早いタイミングに持ってきた」ということになるし、部品がなけれ
ば「遅いタイミングなので欠品になっている」はずである。
便ピッチ、発注テーブル、供給ルート・方法、かんばんの振れ、等々は、ありたい姿(目的)を実現
するための手投である。手投が目的になってしまっていないか?よく錯覚するところである。

63.新機種の評価

 新機種がでた。開発期間も短かかったし、その生産準備や立ち上がりも抜群であった。品質もすべ
ての評価が○で、かってない出来栄えであり、万万歳である。
 ところが、「思ったほど売れない」。
我々の部門はやることをやった、売れないとすれば商品力や販売力の問題である!、本当だろうか?
何かがおかしいに違いない。何かは、わからないが基本的なものが間違っているのだ。我々は何かを
見落しているのだ。と考えるほうがよいのではないだろうか?
 いろんな指標は過去の比較においてだされたものであったろうし、品質だって、お客様が要求して
いる特性と違うものを評価しているのかも知れない。
売れて、そして儲けて、万万歳なのである。
そうでないなら、何かが間違っている。そんな風に考えないと……。
仮に商品力や販売力の問題だとすれば、その部門を補完する動きをとらなくてはならない。

64.スループットと在庫と経費

 スループットとは販売を通じて組織が金を生み出す速さのこと。
在庫とは販売するのが目的で、組織が購入に費やした全ての金のこと。
経費とは在庫をスループットに変えようとして組織が費やした全ての金のこと。
◇1個でも、多く売れるようになったか(スループットは増えたか?)
◇(在庫は減ったか?)
◇(経費は下がったか?)
この3つの鍵が、バランスよく機能し、その結果、「儲うけた」というのが製造組織のゴールである。
私の、あなたの、ゴールは別にある。

65.ひと口で表現すると

 日本人は短歌とか川柳とか、座右の銘とか、短い言葉で全容を表現することが、好きである。
何事も、「ひと口で表現すると」となる。TPSについてもひと口で要約すると、どう表現すれば良
いのだろうか?
ひと口で表現する是非は不問として、あえて、まとめてみると……
その1
 TPSは、JITと自働化の2本の柱でなりたっており、その前提条件は平準化である。
  JITは物の流れ化であり、自働化は良いものをつくることである。
その2
 必要な時に、必要な物を、必要な量だけ、できる限り小さな単位で、<造る>あるいは<運ぷ>で
  あり、その基本は後補充生産である。
その3
 ムダを顕在化させ、それを撲滅させることである。(かんばんは問題を顕在化させ、人間の知恵を
 ひきだすツールである)
その4
 リードタイムを短縮し、生産性を上げ、儲ける集団として年輪を刻むことである。
その5
 あるべき姿に挑戦し、「まずやってみる」ことである。
 まだ、他にも、いろいろな表現の仕方があるとおもうが、まあこれぐらいで……。

66.わからないという灰色の領域

 物事に「良いこと」と「悪いこと」しかなければ、また、それがよく判るなら、苦労は少ない。
しかし、「良いか、悪いか、判らない」という灰色の領域というものが必ずある。
それは、時々の新しい判断基準でも異なってくる。正しいと思っている現状維持も、はや退化し、変
わっているかも知れない。
 自主研の良いところは「判らない、灰色の額域」をテーマに選び、展開するところにある。
だから、自主研究という名がつくのである。
判らない領域に、粘り強く挑戦し「まずやってみよう」という雰囲気ができることが自主研です。
「良いこと」が判っているのに、実施していないのは、やって下さいということになるし、「悪いこ
と」は、やめて下さいということになる。

67.かんばん化のいきさつ

 在庫が多い?「だからかんばん化して」といった表現をするひとが多い。
決して、間違いではないが、もともとかんばんにしたのは、「切れて(欠品して)仕方がないから」
生まれたのである。そのことの意味をよく認識する必要がある。
 かんばん化して、欠品に成りやすいなんて考えている人には……。

68.お米とリードタイム

 海外調達が難しいとか、リスクが多いとかというのも、リードタイムが長いからである。
リードタイムが長いと、予測がむつかしく、、変化に対応できない。
 93年度のお米の不作は、我々の生活のリズムを狂わし、大きな出費にも繋がった。
国政としても、外米を余してしまうようなことにもなり、他国から顰蹙をかう事態すらおきてしまっ
た。これも、お米のリードタイムが、「一年という長さ」であるために、難しさがあった。
 仮にお米が12毛作(1ケ月のリードタイム)であれば、外米を余したとしても、その量は少ない
はずである。また的確な手も打てたと考えられる。
生産は、リードタイム短縮との戦いだといって良い。

69.運搬はムダなのか?

 運搬は付加価値を生まないからムダである。いやいや、物は移動させなければならないので、これ
はムダとはいえない。
どちらの言い分にも、理がある。運搬とはそういう性格のものである。
いまの生産条件では、やむなくA点からB点まで運搬しなければならない。しかし、うまく工程を連
結すれば、その運搬作業は無くなってしまう。またA工場から、B工場へ運搬しているものでも、工
程系列を変更することで、無くなってしまう。
A会社からB会社へ運搬していたものでも、内製化によって無くしてしまうことだってできる。
今の生産条件のなかではという前提条件がつくのである。
だから、運搬の合理化を考えるときは、その造り方をしっかり見据えていないといけない。
ひょっとすると、ゼロにすることだってありうるのだから……。

70.構内運搬の移動は10%が相場

 運搬時間 = 移動時間 + 手扱い時間 である。
移動時間とは、A点-B点-C点-D点-E点と「物」を集めにまわったり、配りにまわったりする
時間である。
手扱い時間は、積んだり、降ろしたりの積降ろし時間であり、生産量に比例する。
(捜したり、積み替えたりするのは、ここで言う積降ろし時間でなく、ムダである。)
構内運搬の場合、
運搬時間を30分/回とすると、移動時間は3分(10%)、手放い時間は27分(90%)という
のが、相場である。
仮りに30分/2回の多回運搬(運搬ロットを小さくすること)をしたとすると

     運搬時間 = 移動時間 + 手扱い時間

 従来 (30分) = (3分) + (27分)

 今回 (33分) = (6分) + (27分)
                                          |………▽4分の改善
 改善 (29分) = (6分) + (23分)

となり、少しの手扱い改善(▽4分)で運搬の小ロット化が可能となる。
一度に運ぷ方が徳と考えてしまう人や、運搬は生産量と比例しないと決め込んでいる人には、この式
の意図するところを考えてもらいたい。

物づくりの小話し、あれこれ 51~60

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)51~60

51.動かぬパレット

 数年前の仕入先での話である。
プレスと板金溶接区の間に、プレス完の仕掛け品の置場があった。
しばらく、立って見ていると、部品が頻繁に動いている気配がない。ずっと居れる時間も無かったの
で、この場所から、このアングルで、「1時間に1回、写真を撮っておいてください」と依頼した。
24枚どりのフィルム3本分で、9日分である。これを時系列に並べてみた。
一見同じように見えるパレットも、塗装の剥げているもの、少し変形しているもの、中のワークの状
態、パレット自体の向き、等々 1つ1つ表情がある。
 だから、先にあったパレットか?、後で持ち込んだパレットか?、このパレットはいつからそこに
いたか、手にとるように解る。
その置場の監督者は、そんなに物が停滞しているとは思っていなかったようであった。
真面目な彼が「うそ」を言っているはずがない。事実そう思っていたのである。
躊躇することなく、50%在庫低減の目標が設定できた。
 便毎の荷量等も、写真で、積載状況が解る。出発直前のゲートを閉じる前に1枚写すだけである。
このころのカメラは時間まで、記録してくれる。
1日4便だと、1本のフィルムで、6日分の荷量や積載状況が解る。
かんばんの振れだって、一目瞭然である。
いろいろなグラフや表もよいが、写真を並べると、事実を写しだすので、信頼度は高く、説得力があ
るように思う。
ビデオ、写真は、動作解析や調査に活用するとよい。

52.TQC・TPM・TPS

 体を鍛えるスポーツが沢山あるように、職場の活性化の手段もいくらでもある。
TQCでも、TPMでも、TPSでも、徹底してやることである。
TQCがやれるものは、TPMでもTPSでもやれる。またTPSがやれるものは、TPMでも、
TQCでもやれる。TPMもしかりである。反対に○○○が出来ずして、○○○がやれるものか!
といいかえることができる。
 どの手法が、今の環境下で、一番適しているかの効率からみた、選択はあるかも知れないが、大切
なのは こだわって徹底した展開をはかることである。
それは、過去の経過が教えている。全て、学んだものぱかりであり、進め方が解らないというものは
ないのだから…。
 これらは 野球の バットとグローブとボールのようなものである。
どこも、大事なのである。個々の職場と課題で、切り口を選択すればよいが、同じことを教えている
ことに気づくはずである。

53.タワーリング、インフエルノ

 高層ビルの大火災の映画である。たしか、ポールニューマン、スティーブマックインが主演してい
た。最近でも、ビデオ放映されている。
新任塗装課長時代、そのビデオを見ていた時の話しである。
まだ新任1ケ月もたっていなかったときであったろうか?、その火災場面をみていて、妙にむな騒ぎ
がした。塗装課というのは、火災が一番恐い職場であったし、新人課長というひた向きさが・そんな
気持ちにさせたのかも知れない。
 そのままでは、いやなので、夜勤で稼動している職場に電話をかけた。
「いまこんな映画をみていて、なんとなく気になったので、塗装ブースのアース、すぐ見てきて欲し
い、一時間後、再度電話する」と職長にたのんだ。
唐突だったので、職長も面くらったと思う。
しばらくして、職長から、電話がかかってきた。
「アース、チェックしておさました、1ケ所、すこしゆるかったので、増締めしておきました」とい
う返事であった。それで安心した記憶がある。
 歳月がたってから、このできごとを思いおこす機会があった。
「あの時、本当に増締めしたのだろうか?」「新人課長を安心させるために、ベテラン職長がチョッ
ト脚色したのだろうか?」
定年退職した職長に、なぜか聞きたいような気もするが……。
後者だとすると(なんとなく、そんな気がするのだが)心にくい、小さな「うそ」である。

54.集団写真

 ある人が製造課長になって着任することになった。製造技術や生産技術にもいたので、技術的なこ
とに詳しい。監督者の人は、いろいろテクニカルなことも聞かれるだろうと準備して、引継ぎを待っ
ていた。
ところが、いっこうに引継ぎをしない。準備している者にとっては、拍子抜けである。
初めての指示が、「組単位で、全員の写真をとって下さい」ということであった。
400名以上の在籍者がいる課であったが、その写真をもとに、数ケ月で全員の名前を覚えられた。
その効用は言をまたない。「人を大切にする」第一歩は、まず名前を正確に覚えることである。
「君、君、」と呼ばれたり、「チョット、チョット」と呼ばれたり、「オイ、オイ、」と呼ばれる
より、「なに、なに、さん」と呼ばれる方が、相手さんも、気持ちがよいにきまっている。
 上に立つ人ほど、人を介して仕事をしている、あるいは仕事をしてもらっている。
「物」の名称を覚える前に、それを造っている人、運んでいる人、を先に覚えるぐらいの、心づかい
があれば、よいと思う。

55.設備改善のまえにまず動作改善

 動作改善は地味な活動である。手順や動作をこのように改善しましたといっても、改善前の動きが
どうであったか、わかりにくい。また条件がかわれば(タクト、型式比率等)、せっかくの改善が消
えてしまうのではないか?という心配もある。それに、0.01秒~0.1秒の小さな改善の積み上
げである。
 それに、くらべて設備改善は、省力化した部分は、目でみてすぐ解るし、条件が変わっても維持し
やすい。それに効果も大きい。だから、どうしても、レイアウトや自動化改善に走りやすい。
けれども、これらには、必ずいくぱくかの設備投資がともなう。
 動作改善で目的を達するなら、過剰投資ということになり喜べない、改善どころか、ムダを発生さ
せてしまう。
だから、まず動作改善を徹底して行い、そのうえで必要であれば、設備改善に移行するようなステッ
プを踏むべきである。
 なお、動作改善の評価として
 ① 足の動き、一歩(75cm)=0.3 秒、(但し、第1歩は、0.5秒)
 ② 手の動き   (10cm)=0.1 秒、
 ③ 指の動き   (10mm)=0.01秒、という目安がある。

56.相思相愛

 相思相愛というのは、男女のなかだけではなく、人間関係にもあい通ずるものらしい。
「あの人は、すばらしい、信頼できる」「とても良い人だ!」とこちらが思えば、相手も好意をもっ
て接してくれる。
「こちらが、何となく嫌いだ!」と逃げにまわると、相手も避けて通る。
こじれてくると、朝の挨拶すら、素直にかわせなくなってしまう。
  辛うじて、大人としてのふるまいで、露骨にならないようにしているだけである。
人間のテレパシイというのは、恐ろしい「冴え」をみせる。
 いくら、口で合わしていても、わかる。
唯一の対策は、嫌いな人をつくらないことである。

57.企画台数とレイアウト

 企画台数と実績台数のギャップ、これは過去に何回も経験されている人がいると思う。
嬉しい方のギャップは機会損失というマイナス面はあるけれども、売れるわけであるから、そう心配
しなくても、追加投資したりして、対応できる。決裁もおりやすい。
 ところが、反対の場合は、固定費のカバーができないばかりか、島工程ができ、端数工数が処理で
きないなとの憂き目をみる。
ひどいレベルになると、当初、8名で工程編成していたところが、1名で対応しなければならない台
数まで、落ち込むことがある。そうなると、ますます投資はできなくなる。
 だから、新しいレイアウトをするときは、
一筆書き、すなわち1人でスムーズにまわるとしたら、どんなレイアウトにすればよいか?を原点と
して検討するのがよい。それができると
 ①端数工数を1ケ所に集められる。
 ②作業をどこでも切れる。
ということになり、少人化ラインに近づける。

58.ホーチミンの革命戦争

 ホーチミンは、ベトナムの英雄である。彼が革命軍を率いて、戦いに明け暮れしているとき、戦士
の一人から、「この戦いは、いつまで続くのか?」という問いがあった。
彼は、「始めと終わりはわかっている。しかしその長さ(期間)は、君達の努力しだいだ!」と言っ
たという。古い戦士が、テレビインタビューで話しているのを聞いた。
 素材を「始め」におきかえ、完成品を「終わり」にたとえると、「その長さ」はリードタイムとな
る。それを長くしたり、短くしたりするのは、そのショップの努力しだいということになる。
「始め」を狙い、「終わり」をあるべき姿におきかえても、通ずる言葉である。

59.止めて、直す

 作業が遅れたとき、異常を見つけて直す時のために、定位置停止がある。
作業者の意志で、停めたり、動かしたり出来るというのが、このツールの最も優れた特長である。
口で、逐一、伝えるところを、停めることによって意志表示し、管理・監督者に、ここに「このよう
な問題点がありますよ」と教えてくれているのである。
 ところが、増産、々、の期間が長く続いたものだから、「止めて直す」という一番大事なことを忘
れてしまった。
少し、人は沢山いれても、可動率を上げた方が徳である。あるいは、止めて直すより、ラインをおり
てから、直す方が徳であると考えてしまう。
 これは、そのときどきの効率を求めているだけで、問題点を顕在化させて、その「源を絶つ」とい
うことを忘れているのである。
 勝つために、投手ローテーションを崩し、無茶な連投をさせたり、若手を使わず、古手の即戦力選
手ばかり使って、勝負しているチームのようなもので、将来の楽しみはない。
 車の運転もまず「停める」ことから教える。練習であっても、停め方の知らない人を、車には乗せ
ないはずである。
勇気を持って、「止めて、直す、」ことのできるショップが、最後には勝者になる。

60.ピンチのあとにチャンス

 野球でも、チャンスを逃がしたあとに、ピンチがきたり、逆にピンチのあとにチャンスが不思議と
おとずれる。心の動揺・油断といったものが、そのジンクスをつくっているのかも知れない。
 生産の場でも、生産変動による、タクトアップとタクトダウンがある。
一般的には、量産効果のあるタクトアップがチャンスであり、タクトダウンがピンチということにな
る。しかし、タクトダウンにも、よいことが多くある。
 ①工程能力、設備能力に余裕ができる。
 ②残業、休出が減らせる。
 ③応接比率が小さくなり、安定する。
 ④減産なので、早めのトライ、訓練が計画できる。
 ⑤端数工数が、丁度よい程度になり、リリーフがなくせる。
なのに、良い方をあまり言わない。タクトダウンのデメリットを強調する。
  ・固定費の償却が遅れる。
  ・⑤の反対の現象、すなわち、島工程になりやすく、端数人工が出やすい。
  ・頭数を減らすために、工程編成の組み替えが大きく、混乱する要因となる。
 ・職場の意気があがらない。
さらに加えるとしたら、こんなことだろうか?たかがこの程度である。
問題は、むしろタクトダワンの時に、工夫したこと、努力したことを、タクトアップ時に元に戻して
しまう(維持できない)ところにあるようだ。
ず~と坂道、ず~と登り道、という道はない。生産に変動はつきものである。
 タクトダウンであっても、動揺したり、油断しないで、次のタクトアップ時のプロローグぐらいに
とらえて、飛躍のチャンスにするとよい。

物づくりの小話し、あれこれ 41~50

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)41~50

41.スポット改善とスルーの改善

 ある工場の、あるショップの仕組み改善をしたとしよう。それを維持したり、崩したりするのは、
そのショップの力であるが、他ショップヘの影響が少ないので崩れ行<ケースがある。
ところが、素材から完成品までスルーで仕組み改善してお<と、1つのショップが崩そうとしても、
全ショップ生産できなくなるので、そう簡単には崩せない。
手間はかかるが、仕組み改善はスルーで進めたい。またそうすることが、全体の成果につながる。

42.4つの物の状態                                                    

 物の4つの状態とは、加工されているか、検査されているか、運搬されているか、停滞しているか
である。改善とはこの4つの総和(リードタイム)に対し、加工の比率を上げることである。

43.集合方式とりリーフ作業

 現在の条件下では、改善も、かなりの部分しつくした。混流するには、いれ込む技術が無い。あっ
たとしても設投が大き<採算あわない。あるいは型替え時間も大きすぎる。
検討し尽くした結果が集合方式であって欲しい。安易に集合方式に流されると、本来の改善のニーズ
が薄れてしまうことがある。(仕組みができたところで、安心する)
 リリーフマンが、理想のリリーフをしたとしても、7割程度の仕事の効率である。
そのリリーフ作業を無くして、はじめて、集合方式の成果がでる。

44.少数精鋭から多数精鋭へ

 少数に選ばれた人はよいが、その他の人は、自業自得ということか?
いつの時代も、競争社会のなかでは、さけられない宿命とはいえ、人を減らすときや、人の効率を求
めるとき、かならず引き合いに出される言葉である。
(多数精鋭の努力を過去にどれだけしたかも忘れて……。)
多数精鋭となる教育、訓練をしっかりやり、実績もあげて、少数精鋭という言葉が出ない集団にしな
ければならない。

45.元肥のまき方

 百姓仕事をしている人から、聞いた話である。
田に撒く元肥は、稲のまだ植えていない田にまず撒き、稲の成長にあわして、分割して撒くというの
が本来のやり方らしい。ところが、稲が生えてくると、元肥の撒く手間が随分かかってしまうので、
できるだけ、稲のない状態の時に、一度に多めに撒いておこうと考える横着者がいた。
生産でいえば、ロット作業である。
 例年であれば、それでも、収穫量の差もなくできていたらしいが、今年の夏は、異常な暑さで、雨
も降らない、そして長い夏であった。その異常気象のために、元肥をロットで撒いていた田は、稲が
枯れて全滅した。手間でも、成長にあわせて、元肥を撒いていた田は、例年と差なく、収穫した。
ここにも、ロット生産と一個づくりの差の教訓がある。

46.渡り鳥と島渡り

 端数工数やアイドルが出る、島工程の作業のやり方を表現したものである。
渡り鳥は、一旦目的地へ着くと、しばらくそこで滞在し、暮らせるだけ暮らし(生産できるだけ、生
産し)、暮らせなくなると(生産するものが無くなると)次の目的地へ飛んでいく。
午前中はAゾーンで仕事をし、午後はBゾーンで仕事をし、あとはアイドルが発生している。
定時の枠のなかで、生産しようとする意図はない。
 島渡りというのは、定時の枠のなかで、A島、B島、C島、D島をどのような頻度で、どのような、
コースで、島を渡っていくか(生産するか)をきめている。
 渡り鳥は、生産の場ではいらない、鳥の世界だけでよい。

47.リカオンの子育て

 リカオンというのは、体はそんなに大きくないのに、集団の力で、もっとおおきな獰猛な動物でも、
襲うことがある。そのリカオンの子育てが変わっている。
リカオンは数匹の雄と、数匹のメスでグループを構成する。
その数匹のメスに、序列があって、今一番強いメスをAとし、その次をB、一番弱いメスをCとして
おく。繁殖期となり、それぞれ子供を産むことになった。
ところがである。Bが産んだ子供を、Aが自分の子供もいるほら穴に運びこんだ。Bは自分の子供を
とられたかたちになるので、抵抗するが、何ともならない。
乳も張ってくるし、母性本能もあるので、何回か穴から、自分の子供を引きだそうとするが、Aによ
って虚しい抵抗となる。その内乳も出なくなる。Cも子供を産んでいたら同じ運命である。
 一方、Aは、自分の子供と、Bの子供を育てるが、必ず自分の子供から、乳を与える。
食物が豊富な時は、Bの子供も育つが、食物が少ない時は、Aの子供だけは、生き延びて、Bの子供
は痩せ細ってついには死を迎える。強い子孫を残す、摂理とはいえ、凄い子育てである。
 リカオンの子育て程の壮絶さはなくても、人を育てることには、それなりの努力と工夫、投資(犠
牲)がいるものであり、それが企業の発展、存続につながっていく。

48.1:100

 改善班に、搬送機に小自動を組合せた移裁装置をつくるように指示した。
「こう押し出して、ここで止めて、半回転させてから、こんなふうに、引っぱり込んだら」といった
そうすると、「口で言うと、数分やけど、作る方は、1カ月仕事や」といったようなニュアンスの
発言があった。指示する人はいいな。口でいうたらええだけや。
そんな風にうけとめられたのだろうか?その話しをなんとなく、上司に話すと、
君の部下が100人いたとすると、一人に1つの事を指示しても、100日かかる。
その人にとっては、「口で言うと、数分やけど」ということになるのだろうけれど、1:100であ
るから、それでいいんだ。といってもらった。少し気が楽になった。
 この1:100の話は、部下として心しておく必要がある。課長でもこんな比なのだから、役員や
社長は、凄い比である。だから個別で受けた、ちょっとした指示でも、反応して仕事を推進するよう
にしないといけない。

49.コーヒーと水

 コーヒーを注文すると、必ず水がでてくる。
これは、コーヒーを飲んだあと、水を口に含み、舌を洗って、毎回新しいコーヒーの味覚を味わうた
めであるらしい。
私達の仕事も慣れてくると、マンネリ化して、新しい感覚を失ってしまうことがある。
コーヒーの間にはさむ、水の役割りをするのが自主研だと思っている。
メンバーは、他の職場の課題こ取り組み、新しい感性をみがく。更にそれが他社での改善となると、
心よい緊張感もともない、自社の、自分の、レベルを認識することにもなる。

50.「へたくそ」な訓練

 1人工を与えきれないで、0.7人工程度の仕事量のままで放置していたり、手順や動作のムダを
黙認していると、「へたくそ」な訓練を続けていることになる。
1ケ月も、その状態が続くと「へたくそ」な訓練が身についてしまって、あるべき標準作業(ムダな
手順もなく、標準手持ちが決まっており、タクト内にきっちりおさまる)についてこれなくなる。
改善して、手待ちを増やした状態で放置しておくと、これまた、「へたくそ」な訓練をしていること
になる。
ゴルフと同じで、まちがったかたちでい<ら練習しても、上手くならない。悪いくせがつくだけであ
る。プロになると、悪いフォームになると、やみくもに練習するのではなく、確かな人に、コーチし
てもらって矯正する。「へたくそ」な訓練にならないようにしているのである。
 私達のゴルフは遊びなので、「へたくそ」な訓練もご愛嬌であるが、仕事では「へたくそ」な訓練
にならないよう注意しなければならない。

物づくりの小話し、あれこれ 31~40

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)31~40

31.子豚の乳のみ

 豚は一度に、10匹ほどの子供を生む。順番に生まれてきた子豚は、本能で母親のお乳をさがし、
吸い付いていく。乳の出は、母豚の頭側が勢いがよく、しっぽ側ほど、出が悪いらしい。
したがって、どうしても頭例の乳首を求めて争う。
しかし、もう一つの特性があって、吸いはじめて何十秒間は勢いがあるが、直ぐに出が悪くなるとい
うのである。争っているうちに、せっかくのお乳が出てこなくて、飲めないことがおこる。
それを承知しているので、その内それぞれの子豚が、自分の吸う乳首を決める。
いくら早く、母豚に接近しても、自分のその常席へ位置するのである。
 子豚は、標準作業が一番効率のよい方法であることを知っている。

32.試験の問題、順序と補充

 ものの造り方は2つ。順序と補充である。
順序は、試験の時に、前もって問題が判っているようなもので、日頃の勉強は楽で、個々の試験の
成績は良いが、実力はサッパリつかない。
補充は、試験の時に、何が出るか問題が一切判らず、全ての範囲について、勉強しておく必要がある。
試験の度に応用問題で鍛えられるため、実力はどんどん向上する。
便利だからといって、順序での、もの造りばかりしていると、売れの速さと関係のないところとなる
ばかりではなく、力を弱めることにもなる。
JITは、後補充といいかえてもよい。

33.改善マンの条件

 問題点(ムダ)を見つける能力、見つけたムダを排除していく能力の2つが揃って改善マンである。
いろいろな仕組みは判っているが、流れを造っていけないというのは、改善マンとしては×である。
動機づけや、期待値(目標)だけを与えて、自ら、方策を示さず、手も汚さないというのも、上記と
同じで、管理者として×である。

34.くるくる寿司

 仕入先へ、午後一番に入るために、途中で食事をした。うどんや定食もの、それにくるくる寿司を
している大衆食堂である。
ここで、おもしろいことを経験した。入るなり、こちらへどうぞと席を進められた。広い場所がある
のに、なぜ片側ばかりに客をよせるのだろうと思った。         .
がしばらくすると、すぐにその訳がのみこめた。
くるくるまわっているコンペァ上に切替えシャッターをつけてショートサーキットしたのである。
しかも、皿のピッチもかえ、お客の引きにあわせたのである。
 当然、寿司をにぎっている人も半数抜けて、他の片付けなどの仕事をはじめた。要はリードタイム
を短縮し、仕掛かりを少な<、しかも新鮮度を維持したのである。
 そのあと、もっともっとそんなことには、熱心なはずの、物づくりをしている会社が、大ロットで
在庫をもっている様をみると、寂しくなった。おっさんにまけているのである。

35.爪楊枝いれから教わること

 爪楊枝がきれたので、詰め替えることにした。何度も入れ替えるのが、邪魔くさいので、おもいき
りつめるだけつめた。そうすると微動もしないから、とんと出ない。
 すこし数をへらしたが、それでも何度も振らないと出てこない。ちょうどよい程度に出そうと思う
とかなりの空きが必要だ。
このようすから、在庫は一杯あるのに、必要なものがないという状況を連想した。

36.てんとう虫のこだわり
 てんとう虫には、おかしな習性がある。飛び立つとき、必ず一番高い枝の先端から飛ぷのである。
枝を伝って行って、届く範囲ならまた別の枝に移り、必ず一番高い枝の先端から飛ぷ。
そのこだわりは見事である。
 われわれの仕事のなかに、難しい制約条件があると、つい途中で飛び出してしまう(投げ出してし
まう)ことがないか。やれることより、やるべきことへの挑戦ということはよ<教わる。
やるべきことには、難しい課題が多い。それをやりきるには、こだわりが非常に大事な鍵のようにお
もえる。てんとう虫のこだわりは本能ではあるが、そのひたむきさは学びたいところである。

37.にわとりとエサの選別

 にわとりは、食べられるものと、食べられないものをうまく選別する。
食べられない、小石や、穀物の皮などは、くちばしで、ポィと横へ跳ね飛ばす。
不良品を次工程(後工程)へ流出させている作業を見て、にわとりですら、選別できるのに、人間が
不良品を流出させているのは、とんでもないことだ……。
その戒めに、引き合いにだされた話しである。
 にわとりは、しょせん選別までだが、人間は、選別しなくてもよいような、真因にせまり、対策す
ることができる。

38.つかわれ上手

  「たんす、ながもち、あの子が欲しい」「この子がほしい」、数人の子供が2つのチームに分れて
相手側の子供のなかから、自分のチームに引き込みたい子供を選ぶ他愛もない、昔の選びである。
その時、かわいい子供や、力の強い子供が先に選ばれる。
そんなことが、フロジエクトでチームを編成するときに再現された。
15名の人を3チームに分ける必要があった。それぞれのリーダーに、欲しい人を順番にとりあえず
指名して下さい。その後、調整しますのでと、切りだした。
  15名のうち、1人、よく仕事ができる男がいた。こちらから、見ると一番先に指名されると思っ
ていた。
1廻りしても、2廻りしても、彼の名はあがらなかった。やっと最後の方で出てきた。
「仕事はできる」のになぜ一番に指名されなかったのだろうか?
心の底までは、のぞけないが、概ねこのようなことであったらしい。
  「仕事はできる」が使いにくい。チームワークがとりにくい。下手をすると、リーダーの影が薄く
なる。……というのである。
リーダーの度量によって、この人の活用度は変わってくる。
また、この人はこの人で、使われ上手にならないといけない。むつかしいものである。
「仕事はよくでき」「しかも使われ上手」そうありたいものである。

39.ヤツター・マン

 なんでも、かんでも、俺がやった。それもまた俺がやった。
これをヤツターマンという。
企業活動のなかで、そうそう一人で成果を出すようなものは少ない。ひどい話になると、自分の担当
した部門の人数を倍にして、大きくし、盤石の体制をつくった。等と自慢する。
半数にして、同じ成果を出した、またはさらに大きい、アウトプットを出したのなら、大いに自慢し
てもらってもよいのであるが……。
自慢話は知恵の行き詰まり。こころしたいところである。

40.たまたまとまたまた

 たまたま、きようは不良がでまして……。たまたま、設備が故障していまして……。いつもは順調
なんですが、たまたま不都合がかさなりまして……。
「たまたま」ということは、言い訳の枕言葉のように、使われることがある。
しかし、「たまたま」という現象は、「またまた」の方が多い場合がある。
また本当に「たまたま」であったとしたら、それは、「またまた」に変わる、危険信号である。
TPS(トヨタ プロダクション システム)に「たまたま」という用語はない。

新型コロナウイルス感染防止→新しい常識を築いていく(2) 初版4/7 改版8/18

新型コロナウイルス感染防止→新しい常識を築いていく(2)  

日本は医療崩壊を避け人命を第一に考える政策をとりました。感防止染の抑制生活を長期にわたって行うため、感染していない人が長期にわたって未来に存在することになります

感染した人のデータが少なくなっても通常の生活には戻せません。戻すと感染していない人が多く残っているため感染が広まり医療崩壊をします。そのため長期戦です。

新しい常識の生活様式を習得する必要があります。

 

食品加工業界では細菌やウイルスについて常識的に日ごろから衛生管理しています

各企業にウイルス感染防止部分を応用してきたいただくと幸いです

実際の見た目として→ 「一にマスク、二に距離、三に手洗い、四に清掃、五に靴底洗い」

今までの製造業,運輸業,オフィース勤務などとしては、常識としては過剰かもしれませんが、これがこれからの新しい常識になります

まずウイルスについての知識

《 色々な注意事項がある中で 》解かりやすい説明!

ジョンズ・ホプキンス大学の感染症教授による情報を、知人が日本語に訳してくれたので参考までに。

〇ウィルスは生物ではなく、何層もの脂質(脂肪)でできた保護膜に覆われたにたんぱく質分子(DNA)です。 このウィルスが、眼・鼻または口の粘膜の細胞に付着すると、突然遺伝コードが変異し倍々方式で増え侵略します。

〇ウィルスは生物ではなくたんぱく質分子であるため殺すことはできませんが、自然に崩壊(減衰)します。ウィルスが崩壊する時間は温度、湿度、どこ(何)に付着したかにより違います。

〇本来ウィルスはとても壊れやすいのですが、脂質でできた何層もの膜に覆われていることが問題でこの脂質の保護膜を取り除く必要がでてきます。 脂質の保護膜を破壊することができる石けんや洗浄剤は有効(泡立ててこすり破壊)な訳です。破壊するためには石けんをたっぷりと泡立てて20秒以上こする必要があります。 保護膜を破壊することによりウィルスたんぱく質は自然に減衰し崩壊していきます。

〇熱は脂質を溶かします・・・25度以上の水で手や衣服、その他を洗うことが有効な理由となります。さらに暖かい水は泡がより泡立つため、より有効となります。

〇アルコールとアルコールを65%以上含むものは脂質を分解します・・・特にウィルスの外側のたんぱく質の層を分解します。

〇漂白剤(塩素)1対水5の割合でプロテイン(たんぱく質)を破壊します・・・ウィルスの内側から崩壊させます。

〇過酸化水素水は石けん、アルコール、塩素の効果を長持ちさせます・・・過酸化水素はウィルスたんぱく質を破壊します。しかし、純過酸化水素水を使用する必要があり、皮膚を傷つける可能性があることに注意が必要です。

〇殺菌剤、抗生物質は役に立ちません・・・ウィルスはバクテリアなどの生物ではないので抗生物質で殺すことはできません。

〇服やシーツ、布などを振ってはいけません(使用、未使用にかかわらず)・・・表面に張り付いた状態では不活性なので勝手に時間がたてば分解するからです。しかし、これを振ったりハタキを使用すると、最大3時間空気中にウィルスが浮遊し鼻などに付着してしまいます。

おおよその付着時間 ― 3時間生地 ― 4時間銅と木 ― 24時間段ボール ― 42時間金属 ― 72時間プラスチック

〇ウィルスは冷たい空気、寒い空間や家や車などエアコンがある場所では安定した状態で残存します。 また、湿気と暗さはウィルスの残存を促します。したがって逆に乾燥した暖かい、明るい環境は勢いを墜落させます。

〇紫外線ライトや光線はウィルスたんぱく質を破壊します。たとえば使用済みのマスクの殺菌には紫外線ライト(UVlight)を使用すると完璧です。但し、肌のコラーゲン(これもプロテイン)も破壊するので注意して下さい。

〇ウィルスは健康な肌を通り抜けることはできません。

〇酢(酢酸)は脂質の保護膜を破壊できないので有効ではありません。

〇スピリッツ、ウォッカも役に立ちません。 強いウォッカでもアルコール度数は40%です。ウィルスを破壊するには65%以上のアルコール度数が必要です。

〇アルコール65%以上のリステリンは役立ちます。

〇より狭く限られたスペースではウィルスも集中しているかもしれません。広い場所で換気がよければウィルスも少なくなります。

〇粘膜を触ったり、食べ物、鍵、ドアノブ、スイッチ、リモコン、携帯電話、時計、パソコン、机、テレビ、トイレなどを触る前にも、触った後にも手を洗わなければなりません。

〇頻繁に手を洗うことになるのでての保湿をして下さい。乾燥により生じる肌の小さなひび割れにウィルスが隠れ潜む可能性がありますから、厚めにハンドクリームを塗るのがお薦めです。

〇爪の中にウィルスが隠れるのを防ぐために、爪も短くしておきましょう。

 

感染防止のルール(これも仕事として行う 強制力)

1)ルールの前提

 強制力が必要になるのは会社には

  1. 無知な子供のような人 知らない学ばない自己管理能力が無い
  2. 無謀な若者 因果関係の想像力欠如
  3. 無頓着な大人 分かっていながらしない

 の感染3無が必ず、どの人の中にもいるという前提に立ちます

 命に係わることなので性善説ではいけません

 医者や看護師など感染3無などない人たちですが、どんなにふだんきちんとしていても、回数が多いと、つい油断して無頓着をしてしまいます

 会社でいくら管理しても私生活で上記がいて感染します。そのため故意にたいしては犯罪と同等です

  ・虚偽申請記載は罰則→解雇、停職、減給など

  ・無理して頑張るは禁止→誠実な申請は賞賛

2)コロナウイルスのことを知る(敵を知る)

 無知が最も怖いので知識の習得を促す

  ①今回のコロナウイルスの素性

  ②感染ルート感染力

  ③感染するとどのような症状がでるのか

  ④洗剤による洗浄,アルコール消毒,次亜塩素酸水の除去力の知識 (次亜塩素酸水関係には4種類あり、それぞれの特徴と用途)

 社員にはネットによる情報提供や掲示板をいたるところで提供します

 ほうとうは小集団で勉強会でも開けばよいのですが、危険です

 日々コロナウイルスの研究がされているので、初期の情報は修正されていきます

 日々最新の情報提供をしていきます

3)防止の考え方

 人はすでに感染しているとします。そして会ってもウイルス的に会ってない状態を築きます

  1. 入れない 人(口と)→物
  2. 伝えない 人(口)→空気→人(口と粘膜) , 人(口と)→物→人()→人(口と粘膜) ,人(口と)→人(口と粘膜)
  3. 除去   →付着した人と物の部分を除去

 対処方法は離距離、非共有、会う前後の手の洗浄

4)行動ルール(これも業務とする)

 会社としての装備(マスク,洗浄剤,アルコールまたは次亜塩素酸水,洗面所)

 社員全員,訪問者,仕入れ先,常駐警備者など

①会社入り口で

 ・次亜塩素酸水を浸したマットの上を歩いて通おり靴底を除染

 ・マスク着用チェック

 ・検査者が検温、自己過去2週間で37.5以上あったか、無味無臭感チェック記入

 ・訪問者は時刻、どの部署の誰と会うか、退社時間などを記入

 ・手の洗浄(下記の手洗い方法を参照) 手洗い場に掲示と教える人を配置

 ・手もみで乾燥(エアジェットやハンカチ拭きは禁止)

 ここでの注意(必ず無謀,無頓着者がいるとします)

    どうせ作業で手袋するからいいのでは

    いい加減な手洗い,やったふり

    我慢して頑張るなど(今までの価値観が入れ替わっていない人)

 ・入社し着替え

②職場に入る前

 

 ・手洗い場に手洗いの方法の絵を掲示

 ・手の洗浄 食品加工業界並み(手のひら,手の甲,指又,手首,指,爪,洗い流しで計約2分)

 ・手のアルコール消毒(中性の次亜塩素酸水でもよい)

 ・マスク着用確認

③就業中

 ・休憩や昼食前にに手の洗浄と手のアルコール消毒

 ・休憩後に手の洗浄と手のアルコール消毒

④室内会合がある場合(飛沫感染と接触感染)

 ・飛沫がこもる閉鎖された部屋は禁止し、換気機能と窓を開けられる部屋を活用(通常のエアコンは外気が取り入られない)

 ・2メートル以上の席の配置で対面にならないように着座

 ・紙の資料は避けて、プロジェクタおよびファイル共有で自分のパソコンで見る

 ・会合時間は30分程度で区切り、全面換気

 ・会合後にテーブルや使用機器をアルコールまたは次亜塩素酸水で除染

 ・自分の身体に飛沫が少なからず付着しているかもしれないので、手洗いは必ず行う(口や目鼻を触らなければよい)

⑤昼食飲食

 ・昼食は6班に分けて時間差で食堂を利用し、1班は20分程度にします

 ・食卓は4人かけは1人、6人かけは2人で対面で座らず横に2席空けるか桂馬座りし、会話しない

 ・共有する食材に自分の言葉などで出る息やつばがかからないようにする

 ・バイキング料理はトングなど共有する方法でとらない(個人が終了まで用いるものでとる)

 ・テーブルの上にはコロナウイルスが在ると思って行動(触っ手にはコロナウイルスがあるが、口や粘膜に入らなければ感染は避けれる)

,⑥就業後

 ・職場の洗浄(アルコールまたは次亜塩素酸水) 当然食堂全体も

    酸性水はさびを引き起こすため使用後にふき取り または水にもどる種類を採用

 ・マスク破棄(ビニール袋で回収し密閉して破棄)

 ・手袋は破棄または洗浄し高温乾燥または日光の紫外線を利用し殺菌

 ・手の洗浄と手のアルコール消毒(通勤途中や家庭に持ち込まない)

 ・帰宅

⑤帰宅時

 ・手の洗浄と手のアルコール消毒(家中に持ち込まない)

 自分が出張先でも同様のことを行う。たとえ訪問先が緩いルールでも、レベルの高い方に合わす

 

手洗いは仕事の内、事の前と後で手洗い +ブラシ(歯ブラシ利用)で爪間の洗浄

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新型コロナウイルス感染防止→新しい常識を築いていく(1)

新型コロナウイルス感染防止→新しい常識を築いていく(1)

新型コロナウイルス感染予防で企業は出張禁止や外部との打ち合わせ禁止、会議禁止など禁止ばかりして、人と人との接触を断つ方法を最初とります

3密(密閉,密集,密接)の手段で封鎖隔離を行うと感染拡大予防になりますが、ずっと続けることはできません。せいぜい2か月で、それ以上は資金繰りの悪化で会社そのものが倒産状態になり、個人も収入を断たれて極度の不安になります

今までの常識の行動ができなくなったからといって、行動そのものを止める必要はありません

そこで創意工夫です

私は少年ソフトボールの監督をしています。2月末から3月まで練習や試合を中止し、自宅で自主練習をしていただいていましたが、いかんせん元気な小学生がずっと家に居るのは親として面倒見切れず疲弊してきました。

次第に親から練習を再開してほしい連呼され、さて、どうしようかと知恵を絞りはじめました。

知恵を絞る前提として、どんなにチーム練習で感染予防しても、私生活で感染しているかもしれません。なので子供はすでに感染しているとし、①他の子供にうつさない,②感染していないと思っている自分自身もうつりたくない、としました

改善策を考案し練習前,中,後に実施し新しい常識としました。完璧とは言いませんが,さらに改善中です

リンクを貼っていますので参考にしてください 

新型コロナウイルス感染防止

チームは会社 監督は社長 コーチは管理職 選手は社員 試合相手は外来者

各企業も創意工夫で新しい常識を築き、今までと同じくらいの企業活動ができるようにしていきましょう

物づくりの小話し、あれこれ 21~30

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)21~30

21.作掌時間は動作の影

 作業時間とか、STとか、工数とか、色々な「時間」という数字が出てくる。一旦数値化してしま
うと、絶対視してしまうところがある。
 数値は「動作」の「影」でしかない。影は「太陽」がどの位置かによって、長くなったり、短くな
ったりする。それぐらいいい加減なものだ。
影ばかり追わないで、本体の動作をよく見ることだ。数値は、座っていても知ることができるが、動
作を見ようとしたら、現場にしかない。

22.丸かいてチョン

 現場を、作業者を、監督者の動きを、見るというのは根気のいるものだ。
どんな難しい職場・工程でも、一日じっくり見れば、たいていのことは見えるものだ。それが数サイ
クル見ただけで、解ったような顔をして立ら去る。
 一度、丸をかいてそこにチョンと一日中立ちん坊してみるとよい。
根気がいるものだけに、なかなか実現できないと思うので、自主研にでも参加してみて行動してみる
とよい。

23.バケツ叩き

 少人化ラインになっていたり、作業の授受ができると、5秒の作業改善はそのまま生かすことが出
きる。しかしそうでないところの改善は、その5秒を維持するということはなかなか難しい。
そのままにしてお<と、5秒改善しても、作業者の動きが5秒分遅くなるだけである。
 作業は速くして、5秒だけ「手待ち」の状態を維持していてくれたら、よく判るのであるが…。
そのために、5秒分作業完了時に、バケツを叩いてもらうという「話し」がある。
バケツを叩いても、何の付加価値を生まない。でも薄められるよりは良いと考えたらしい。
 そうすると、いつの時か「5秒分の仕事を持っていっても不満は出ない」というのである。
寂しい話しである。少人化ラインにはそんな虚しい話しはない。

24.軽快なゴロ捌き                                     ・

 人が足りないということで、ソフトポールの試合にかりだされた。「年ですから」といいながら、
内心、若い時に野球をやっていたので、自信めいたものはあった。
一塁に送球しても、まだやれそうであった。
試合が始まって、ゴロが飛んできた。自分のイメージでは十分追いつける。「しめた」と感じて、軽
く捌くつもりであった。
ところがである……。
そう球足が速いゴロとも思えなかったが、あと一歩及ばずでヒットになってしまった。
慣れも、体力も衰えていたのである。
 改善も、日頃からやっておかないと、頭で理解していても、上と同じような失敗を起こす。
「若い時、俺はやったl「だから、いまだってやれる」なんて頭で考えていると、やれないのがオチ
である。
Planしたり、Checkしたりする人も、たまにはDoすることもやらなければならない。

25.わかれ道

 結婚式て聞いた話である。若いカップルが、ひとまたぎ出来そうな小川の両側を、仲良く手をつな
いで歩いていた。ところが、幅が少し広くなってきて、手がつなげなくなった。
まあ、そのうち、幅が狭くなるだろうと思って、そのまま歩いていると、だんだん大きな川になって、
僅か、姿だけが見える程度になってしまった。声も届かない。
ついには、大河となり、姿も確認できなくなってしまったというのである。
夫婦の小さな溝も、放っておかず、小さい内に解決しなさいという話しである。
「一番始めの、一飛びで、相手側に渡っていたら‥‥‥」大きなわかれ道である。
この様な事例は、人生でも、企業活動の意志決定でも、よくある話しである。
そんな大きな話でなくても、生産の場でも、わかれ道がある。
「物」が一個でも動かないと、「それはおかしい」と感じるか、感じ無いかである。
     「これぐらいはいい」というのと
     「何とかならないか」というのとは
先程のわかれ道と同じように、大きな違いになる。
拘りの大切さもここにある。

26.現場が一番

 組立の同期台車を見直し、改善することになった。コンパクトにして、足の動き、手の動きを小さ
くして、ムダ・ムリを無くそうとするのが目的である。
ある同期台車の使いがってを、観察していると、高い位置から、手を伸ばして、小さな部品を取りだ
していた。躊躇することなく、手の動きが小さくなるように、改善組に低くしてもらおうとした。
ところが、作業者から、「切断しないで下さい」という発言があった。
 よく聞いてみると、「エンコパ内の組み付け作業なので、前屈みの姿勢が多い。1サイクルに1回
この小さな部品を取るとき、腰を伸ばすことになり、丁度具合がいい」というのである。
こんなことは、なかなか改善マンでは、掴みにくい。
一番よく知っているのは、現場で、毎日作業をしている人である。
 作業が、今遅れているか、進み過ぎているか、部品は何箱あれば足りるか、等々、現場の人は全て
を知りつくしている。定位置停止とか部品の最大・最少表示とかのツールは、管理・監督者が使って
こそ、はじめて効果を発揮するものである。
 ツールの活用とともに、大事なことは、一番よく知っている現場の意見を吸い上けることである。
やっぱり現場が一番、あんたが一番である。

27.ご破算で願いましては、

 「ご破算で願いましては…」いままでの数値を払って、また計算しなおす時のソロパン用語である。
人事移動の時は、ひととき、このような気持ちになる。
いままで抱えていた課題を引継ぎ、開放感にひたれるからである。新たなところでは、またかたちの
違った課題を引継ぎ、苦労は伴うのだが‥‥‥。
 プロジエクトで「ご破算で願いましては」はないだろうか?
違ったテーマであったり、戦略が異なっていればよいのだが、前プロジェクトが完全に「やりきれて
いない」のに次のプロジェクに移ることで、ご破算にしてしまうことである。
 ひどいときは、同じ目的であったり、狙いであったりする。変わったのはメンバーの一部だけ。
「前の続きはどうなっているの…」
「ご破算で願いましては」は、そう度々であっては、「継続は力なり」「徹底すること」の良さがな
くなってしまう。
生産の場でも、せっかく改善し、つくった仕組みが、定着しないで崩れていくということがある。
「認識の違い」「一部はやれてもスルーでみると、守れない制約条件が多い」「仕組みそのもののま
ずさ」など、原因はあるにしても、所詮はそれらを打ち破るトータルのパワーがないということにな
る。ご破算で願いましてはでは、苦労が虚しい。やらぬ方がましですらある。

28.富士山の湧き水

 富士山の麓で、湧き水を小瓶にいれて売っていた。その店で聞いた話である。
今年の水は、30年前の雪がとけて、長い長い期間、ろ過され続けて、湧き水になったというのであ
る。誰が検証したのか? 浸透圧と距離等から、学者がわりだしたのか?
伝えられている話なのか?この際、野暮なことは聞くまい。
その説によれば、今年の雪は、30年後に湧き水となり、小瓶につめられる。
湧き水の条件は「雪が降ること、」「ろ過する土壌があること」である。
 この湧き水を、企業の、職場の「利益」におきかえると、30年後のことを考え、継続して行動し
ておかないと、一時期、渇水期が起こるということになる。
今、利益を生んでいるとしたら、先輩達の財産かも知れない。今利益を生んでいないとしたら、後輩
の為に、雪を降らせ、土壌を育てる、という行動をおこしておかなければならない。
まさに、継続は力なりである。

29.散歩とパトロール

 現場を巡視する、点検する、作業者と交流する、管理者にとっては大切なことである。
しかし「目的」をもって、しっかり見ていかないと、ただの散歩になってしまう。
今日は、「作業者の足元をみて、安全を確認しよう」「工程間の仕掛かりを見てみよう」「作業者の
顔色をみてみよう」狙いを定めて、パトロールすると問題点がよく見える。
次の会議まで、30分隙間ができたから、現場を見に行こう。というような見方は、買物の予定も
ないのに、待ち合わせ時間を調整するため、ウインドショッピングしているみたいなものだ。
 工程の流れ、についても同じで、狙いをもって見て行かないと、問題点の顕在がAboutになっ
てしまい、具現化する実施事項におきかえられない。

30.金太郎飴

 「画一的で、個性の乏しい集団や思考」に対して、「金太郎飴じやあるまいし」などと悪い引き合
いにだされるが、生産の場では
「金太郎飴のように、どの断面を切っても、同じ並び方をしている」…平準化
「金太郎飴のように、どの断面を切っても、同じ絵が出てくる」…生産の流れ・標準化・工程配分と
いうように、良い例の引き合いにだされる。
金太郎飴も救われる。

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)11~20

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)11~20

11.1/100~1/1000

 分母は素材から製品になるリードタイム、分子は加工時間で、その比を表している。物によっては
1/10000だってありうる。
そうすると加工時間以外は何かということになるが、運搬・検査・停滞(在庫)である。
この数字をみれば、単に加工だけの効率を求めていても駄目なことが判る。素材から完成品になり、
お客様の手に渡るまでスルーでムダをはぶいていかなければならない。
 環価低減はその比を大きくすることだと言い換えて良い。

12.2:6:2

 2:6:2何の数字だ。
今10人の部下がいたとしよう、部下でなくて同僚でも良い。自分に付いてきてくれる人、あるいは
同じ考え方を持っている人が2人。反対意見の人が2人。どちらでも、誰でも良いという人が6人、
世の中の相場とはその程度のものである。
2:6:2なら良いほうで、0:8:2なんて状況があるかも知れない。
マネジメントというのは、2:6:2の6の人を前側の2にもっていくかということらしい。
8:0:2になれば、あとの2の人もしぶしぶ8に近づいてくるものらしい。この数字にこだわる必
要はないが、10:0:0 なんて自惚れないことだ。そんな人はめったといない。
  仕事を本気ですれば葛藤はつきもの。「好かれない人」のなかに案外本物がいるものだ。

13.岸壁に立つ

 もう、「後がないと思って」「背水の陣でとりかかれ」よく聞く言葉である・しかし1押しされた
り、一回の横風を受けただけで、岸壁から真逆さまに落ちてしまうような位置へ身を置くことは、な
かなか出来るものではない。
適当な緊張感を持って立てる位置はどこなのか、それを見極めることが必要だ。その位置(目標)は
上の人がしつかり掴んでおかないと、判断を誤る。
あのショップは安定している、あのショップはよく混乱する。前者の方が良いに決まっているが、安
定しているなら、1人省人したらどうなるか?、まだ安定しているならもう1人省人したらどうなる
か?、更に1人省人したらどうなるか?‥‥。改善しない限り、いつかは混乱するレベルに至るはず
である。
 安定しているのは、限りなく改善に挑戦しているか、始めから安全な位置で仕手をしているかであ
る。その位置を見極めることはかなり難しい。だから一度問題を顕在化させるレベル(1押しされる
位置)に身を置いてみることだ。
そこから、2~3押しされても良い位置へ戻せたら、それがそのショップの実力である。
それを繰り返し実施されると、本当に実力ある安定したショップだと言える。
 その立っている位置、動きをよ<みて、結果だけで判断しないことだ。安全な方へ身を置きたくな
るのが人情であるだけに、目標と評価は正しくありたい。

14.競馬のゴール

 競争馬の順位を見極めるには、パドックでは判らない。スタートの直後でも判らない。向こう正面
でも判らない。直接に入っても判らない。ゴール直前になると、だいたいのところはみえてくるが、
それでも確かではない。ゴールを過ぎたところでも、おおよその見当はつくが、正しくは判らない。
唯一、正しく判るのはゴールを通過する瞬間を見ている者だけである。
さらに際どい勝敗になると、ゴール真近かで見ている人しか判らない。
 現地・現物の重要さはここにある。
パドックは下馬評であり、スタートや向こう正面、ゴール直前は予測であり、ゴール後は推定である。
鮮度の落ちた結果のデータは、ゴールを過ぎたところで順位の論議をしているようなものだ。

15.たこペンド

  エキスパンションループ、俗称たこペンド。
これは、ガス配管工事などで、季節の温度差による熱膨張を吸収するために、蛇腹状に、丁度たこの
頭のような形で逃がしたクッションしろのことである。
その遊びがないと、夏は伸び、冬は縮んで配管に亀裂が生じてしまう。
 生産の仕組みもこれに似た部分がある。JIT(ジャスト・イン・タイム)といいながらも、そう
そうきっちり繋げるものばかりでない。工程内の少しの変化はクッションしろで吸収することがある。
必要最小限のたこペンド(工程内バッファ)を設定する技術が必要である。
通常の生産の流れのなかで、このたこペンドが、やたら多かったり、大きかったり、必要なところに
無かったりして、生産を阻害している例がある。

16.エイト

 ポート競技のエイトは、8人がバランスよく櫂を漕がないと、真っすぐ進まない。
一人だけ、抜群の腕力を持った人がいて、その人のべースで漕ぐと、場合によってはマイナスの働き
となって進まなかったり、横にそれたりする。
会社の仕事でも、チームワークでやらなければならないことが多い。自分の力を誇示してマイペース
で進めると優秀な人でもマイナスになることがある。
 本当に優秀な人は、仲間が弱った時に2人分の力が出せる人だ。

17.野球のルール

 プロ野球の試合時間が長いので、もっと短くできないかとある球団は考えた。
スリーアウトチェンジをシックスアウトでチェンジすれば交替時間が半減するという提案がでた。
でも、それでは、うまく割り切れないではないか?という意見がでた。
それにたいしては、1回だけスリーアウトにしたらどうか。いやいや試合時間を短<することが目的
なのだから、従来の9回戦を8回教にすればもっと良い。など多くの意見がだされた。
課題もあるので、次回まで各々で検討しておくように、ということで散会した。
 これだけの小話しではあるが‥‥。
①リーグという集団がなければ、1つの提案として成り立つ。しかし白球団の都合だけで、やってい
 けば、もう「めちゃくちゃ」になってしまう。生産でも、自分ところだけよければということで効
 率を求めると前後工程や他企業に迷惑をかけることがある。
 部品調達のかんばんの振れなどがその例である。
②その球団が人気、観客動員敷、資金力など、常にリーグリーダとしての実績を持つ球団であれば、
 この提案も実現させる可能性はあるかも知れない。
 それが、弱小でお荷物になっているような球団の提案ではテーブルにものせてもらえないだろう。
 改革は偶然では生まれない。実力を積み上げている者のみ実施できる。
③交替時の選手の全力疾走、審判に対する抗議の短縮、、交替選手の準備、その他ファールポールの
 処置、観客の警備体制、など常日頃から試合時間を短くするための努力を積み上げているかがまず
 大切なことである。その積みあげが実力である。
生産でいえば、上記のような「生産の基本」の部分を守らないで、試合時間を短くする(効率)だけ
を求めると「めちゃくちゃ」になって混乱してしまう。
 まずルール(生産の基本)をしっかり守ってから次ぎに改善・改革に進む。ルールも守れないで、
いきなり改革しようとしても決してうまく行かない。
始めの小話しのミーテイグも、いきなり改革論から入ったケースで、現状の改善努力の部分をスキッ
プしている。こんな会議もすくなくない。

18.じねんじょ(自然薯)

 野生の山芋(とろろ芋)のことである。
遠い、昔の話になるが奈良の三輪山で、自然薯を堀りだした経験がある。
まず、見つけるのが大変難しい。一緒に行った方がベテランであったので、なんとか見つけることが
できた。折れないように掘り出すのがまた大変であった。
埋まっているポイントから髄分離れた拉置から掘おこし始めた。取り出した時には、とてつもない大
きな穴ができていた。
形は、市場で売っているようなすらっとした長芋でな<て、曲がりくねった頑固そうな形であったが、
粘りがあって、比べようがないほど美味しかった。
地面を、極めて用心深くみないと気ずかないが、一旦見つけて掘り起こすと、味わえない味(成果)
がそこにあった。真因にせまる行為は自然薯堀りににている、苦労するものである。
自然薯は生産の場にも埋まっている。見つける能力と得るための努力が足りないだけかも知れない。
 改善にも2つの能力がいる。ムダを見つける能力と見つけたムダを排除していく能力である。
ムダを見つけられなければ、これはどうしようもない。見つけたムダを放っておくのはもっと始末が
悪い。2つの能力があってはじめて改善は進む。
ただ自然薯のようにベテランでないと、見つけられないということであっては仕事は困る。
素人でも、見つけられるようなツール(問題の顕在化)をはかることが必要であり、かんばん方式の
狙いもそこにある。

19.動くと働く

 一般的な見方として、Q・C・D・Sすべてを統括している製造課長は忙しい。
毎日の生産活動もあり、スムーズに生産できているかどうかも気がかりである。
そのうえ、管理部門からは、好むと好まざるにかかわらず、色々な調査があったり、報告を要求され
たりする。さらに色々な行事、イベントが舞いこんでくる。
月次の人の手当てもいる。会議だって出なければならない。
追い立てられたような日々が過ぎていく。たとえ課長が繁忙な日であっても、予定台数は確実に生産
される。他人からも「大変ですネ」という労いの言葉もある。
 しかし少し視点をかえると、自らがプラニングし実践しフォローした「仕事」があったのか?
あるいは課長にしかできない仕事はその内何だったのか?反省してみると考えこんでしまうことがあ
る。いまラインで設備トラブルがあり、ラインが停まってしまったとしよう。
さっそくラインヘ行き、応急処置を指示し復旧させることができた。これも立派な「仕事」である。
が…。現場へ課長が出てきたので、その下の職位の人が少し身をひいて指示を仰いだのかも知れない
し、課長がいなかっても、そう違わない応急処置をしていたかも知れない。
 大事なのは、その事故を現認し、再発防止の手を打つことである。
そのなかで課長としてやるべきことは何かを考え行動することである。
応急処置で、ラインが動いたことで満足してしまっていないか?
製造部の課長は放っておいても、他の人が「仕事(エサ)」を与えてくれる。もういらないといって
いるのに「食え、食え」と突っ込んでくる。思いきって吐き出してしまうことだ。そして自ら「エサ」
を捜さなければならない。
本当のエサを捜す苦労はともなうが、養殖の憂き目は見ない。
 仕事を与えられているレベルは「動き」かもしれない。
課題を見つけて、自ら仕事を創りだすのが、管理者の「働き」である。

20.10年後に花開<

 教育というのは、速効性に乏しいので、ついつい忘れ去られていく運命にある。
忘教育期間に育った上司を持つと、不幸である。
下の人が、上司を教育するなどということは、なかなかやれないものである。心の広い人なら、「彼
の方が優れているので、教わろう」ということになるのだが‥‥‥。
そんな例は極めて少ない。知らないところを聞くということだけで、「教わる」という謙虚な姿勢は
とれないのが普通である。
 今、教育したつもりでも、「花開くのは10年後」ぐらいに思って、地道に、こつこつとやってい
くのが教育である。
「生産の基本」についても、若い班長、若いスタッフに脈々と継承していこう。
 その人たちが、現場の監督者に、管理者に、あるいは会社のトップになった時、もっつと大きな花を
咲かせてくれる。

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)1~10

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

私の尊敬する、元ダイハツ工業の小林弘司様の小話を連載していきます

1.カレーライスの注文

カレーライスの限ったことではないが、とある食堂へ行きカレーライスを注文したとしよう。しばらつして次の客が入ってきたて、その人もカレーライスを注文した。ところが出来上がってきたカレーライスは先客よりも、後から入ってきた客のテーブルに置かれた。もっと手間のかかる別の注文ならまだしも、まだしもふつうならあまり良い気はしない。急いでいる人や、気の短い人なら、不愉快さから店を出て行ってしまうかもしれない。そればかりか、もう二度とその店に行きたくないと思うかもしれない。このカレーライスを車と考えた時、順序でものを造る大切さがわかるはずである。たまたま、お客様が全国に散らばっていて、同じ店で注文していないから判らないだけである。

2.天王山トンネルの渋滞

  名神の天王山トンネルの渋滞は毎度のことで、そこを通過するとき、いつも生産の停滞とダブって
しまう。
トンネルに入っていく仕掛け(造り)の速さと、トンネルを出ていく引きの速さが違うために起こる。
トンネルに入ると危険を感じるため、スピードを落としたり、車間距離を自然と長く取るためで、
通常のところとトンネル内が異タクトになってしまっているのである。
一定の速度と正しい車間距離をとっておれば渋帯はない。
どうしても、トンネル内では、スピードを落としたり、車間距離を変えることが避けられない心理と
するなら、車線を一本増やして(設備能力を上げて)タクトを合わす必要がある。
 天王山トンネルほど条件が厳しくないのに、トンネルと変わらない生産をしているところがある。
前後工程でタクト差をつけているところなどはその例である。
一旦渋滞してしまうと、発進・停止の繰り返し(チョコ停)で、余分な停滞が起こる。

3.トンネルを越えると雪国だった

 トンネルを越えると雪国だった、川端小説の有名な一節であるが、これに似たようなことが、我々
の企業活動にある。今長い山間のトンネルがあったとしよう。
入る時の風景は、花が咲き乱れ、新緑豊かで、のどかな日差しがおちていた。
しかし長い長いトンネルは、ら旋状に登っていて、その長いトンネルを抜け出た時は、白い雪一色で
厳しい山間を走っており、外の景色はまったく変わっていた。
 一旦トンネルに入ってしまうと、外の景色は全く見えない。また山を登っていることさえ気づかな
い。外の風景が周辺を取り巻く環境だとすると、その違いに戸惑うだけである。
ちょうどトンネルのような仕事の進め方(繁忙の中に埋没していたり、企業内活動に留まり外部指向
が出来ていない)をすると、外の景色の変化にきずかずに的を外して仕事をしていたことになる。
トンネル内での仕事だけは避けなければならない。仮にひとときトンネルのような仕事に従事しなけ
ればならないとしても、厳しくなる条件の心がまえと準備が出来ていればトンネルを抜けだした時の
変化に驚くことはない。

4.鰯と鯖(鯰)

 海に出て、生きた鰯を持ち帰るには、生け捕った鰯の入ったかますに鰯より強い鯖(鯰であったり
する)を入れておくと、食べられてはいけない緊張感から逃げ惑い、港まで持ち帰れるという。
鰯だけだと緊張感もなく、狭いところへいれられて白い腹をだして浮いてしまう。
人を鰯にたとえるのは心苦しいが、鯖というインパクトを与えることも時には必要だ。緊急時(どう
しても今回は生きた鰯を持ち帰りたい)は鯖の役割を管理者や経営者はやらなければならない。
 鰯を追い立てられる強さを持つ鯖でなければその役割をはたせない。

5.指揮捧(タクト)と美しいメロディ

 オーケストラの一糸乱れぬメロディは美しくしかもダイナミックである。ところが各々の演奏者が
思い思いの速さで演奏したら、流れるような美しいメロディは誕生しない。へたをすると音合わせの
ような雑音にすら聞こえるかも知れない。
 生産もそうであって、各々の演奏者(各々の工程)が好きな様に物づくりをしていると、造り過ぎ
たり足らなかったりするはずである。美しき流れは出来ない。
指揮棒のことをタクトと呼ぷ。生産のタクトタイムもここからきている。指揮棒(タクト)に合わせ
て演奏(生産)しているから、美しい流れができる。
 タクトタイムにこだわる理由である。

6.激流に生きる

 予測しない洪水に見舞われ、激流を渡って安全な場所に避難しようとして、大勢の人が群がった。
ある人は家財道具一式、持てるものは手一杯に、着るものは着れるだけ着込んで渡ろうとした。
またある人は身一つで渡ろうとしている。
身一つの人は、身軽なだけに渡ることが容易であり、いち早く安全な場所に避難することが出来た。
ところが、前者の人は、荷物が多いだけに動きが緩慢で渡るスピードも遅い。
家財を捨て、荷物を捨て、着ているものも捨て悪戦苦闘した。しかし激流の速さに敗けて、身おも流
されることになってしまった。
 予測も難しい激流(不況)を渡るにはまず身軽になることだ。いま何が一番大切なものかを認識し
、決断・実践した人だけが、安全な場所を求めることができる。

7.チベットの山羊

 伝へ聞いた話しであるが、チベットの山羊は際立った岸壁の岩場に立ち生息する。
すこし登っては振り返り、また少し登っては振り返る。
前を向かずに、いつも過去を振り返っているような人の代名詞で使われているのだが、チベットの山
羊だけにはなりたくないものである。                    

8.水泳と陸上のリレー

 水泳のタッチは点である。それに比べると陸上のリレーは、バトンタッチゾーンがもうけられてい
る。そのリレーをうまくやることで、少し弱いチームであっても勝者になることがある。
タッチゾーンがあることで、前走者とスピードを合わせたり、前走者と次走者の力関係を補完し合う
ことができる。
組織がいくらしっかりしていても、なかなか水泳のリレーのような仕事の引継ぎはむつかしい。
 自分の仕事のスパーン+アルファの業務行動が必要だ。アルファを持たない人はセクショナリズム
が強い人ということになる。
力のない人は95m、力のある人は105m走ることができる。しかし力のない人もはじめから、
95mと思って走っているようだと話しにならない。あくまで100mの自分の責任分担は果たそう
としなければならない。結果として95mだったり、98mだったりするだけだ。
 次走者が更に弱い人であれば、その人が105m走ることだってある。

9.猿まねと工夫

 企業内の開発や創意工夫というのは、営利を目的とする粋がある限り、そうそう新しい材料や開発
工法が出てくるわけでもない。
またある企業だけが「車づ<リ」をしているわけでもなく、どの企業もどのセクションも、なんとか
安くて、良いものを、できるだけ速<と願って活動している。
そう考えると、9割は猿まねで良い。真似ることは「恥」ではない、一番効率のよい技術吸収策であ
る。ただ全部真似ているようでは、その相手に勝つことは無理だ。1割は独自の工夫がいる。
 自分の領域に閉じこもって「自分たちが、あるいは自分が一番すばらしい」と思っていることが一
番恐ろしい。真似る努力もしないで、改革・開発・工夫を唱えているばかりだと始末が悪い。
まず周辺をよく見て、百聞<一見、百見<一行、の姿勢で「良いことは素直に取り入れる」ことから
はじめなくてはいけない。

10.町内運動会

 上には上がいるものだ。町内運動会で一番足が速いといっても、府の大会や国体では、とんと歯が
立たない。国際レベルになると、日本一であっても入賞すらしない。あ~あ気が遠くなるほど上には
上がいるもんだ。わがダイハツの陸上部の女子達は別にして、ダイハツで第一人者と言われる人が、
世間でどれだけ通用するか、活躍できるかである。
ダイハツという看板を背負っていたため、あるいは組織の中の一人として通用しているだけかも知
れない。そう思うと恐ろしい。
まず「たいしたことない」という認識に立って(卑屈になれということではない)弛まなく通用して
いく力を養なって行くことだ。そして時折、世間のレベルに挑戦する機会をつくって他流試合をやれ
るといいのだが…。
 そんな風に考えると、「いばったリ」「過信したり」なんてとんでもないことだ。

ピンチはチャンス 旅行業界

ピンチはチャンス 旅行業界

新型コロナウイルスで旅行業界はピンチです

これをチャンスに変える方法を提案します

今までの常識

1)旅館は常に2人以上の予約しか受け付けません

 一人だと自殺するために来たと思い受け付けません

 外国人団体を優先して誘致し騒がしくなり日本人が遠のく

2)儲け方は宿泊と夕食や朝食で儲けます。そのため宿泊した部屋に何度もいくため人件費が上がります

 よって高額になります

3)こまめな接客(接の接の接)

 ①部屋への案内,②お茶を出しに,③おかみの挨拶に,④夕食の配膳に,⑤夕食の片づけに,⑥布団を引きに,⑦布団を上げに,⑧朝食の配膳に,⑨朝食の片づけに

これではゆったりできません。プライベート空間など無し

 

新しい常識です。すべて逆にします。感染予防にもなります

1)おひとり様ウエルカム

集団でないため他人から感染されにくいし感染させにくい

2)素泊まりOK

旅館で食べたくなり、気が変われば注文を受けて食堂で食べる

バイキング料理で提供するが、先任者が分けて提供(感染防止)

3)寝床は準備しておく

部屋への案内はするが、あとはビジネスホテルなみにしてプライベート空間を提供する

 

老舗の温泉地はぜひ試みてください

日本人が多く戻ってきます

ピンチになったのは外国人が来なくなったから

チャンスにするには日本人一人ひとりに向いたしくみにすること

わがままには薄情を

わがままに振る舞い続ける国や人や企業に対しての対処方法

わがままには薄情を

  無視,助けない,教えない,係わらない,問われそうにならない,頼まれそうにならない

わがままにしてはいけない事

  反論,対抗,封じ込め,交渉,係わらないと告げる,などはかまっている事になる

  「反論などしない」と言っている自体が交渉していることになる

係わってしまったら

  いまからでも静かに薄情になりフェードアウトする

薄情になる準備

  わがままが他の人や国に悪口を言うようになる前に、かなり前から他の人や国や企業には誠意をつくし接し、ヘイトの効き目をそいでおく

わがままとは

  何をしても実利で認めないこと

国交やビジネスで大切です

地政学を経営に⑧ 失われた20年が雇用を産む(リメイク2019/7)

地政学を経営に⑤ 失われた20年が雇用を産む

日本は輸出によって経済を発展させてきた。特に世界通貨であるドルを稼ぐ事で世界から資源を購入し、

それを加工し輸出することで付加価値分の利益を得続けてきた。今では考えられない円安のおかげもある

アメリカの製造業は衰退し、怒ったアメリカは為替を360円/ドルから変動性にして

為替は70円台/ドルまでになった。そのために日本で製造しての輸出では為替損で利益が出にくくなったが、

稼いだドルでアメリカのビルを買い、日本でも不動産バブルが始まった

 

ますます円は強くなったおかげで、バブルがあった20年以上前の日本人の給与は世界一高いものになり、コスト競争力は落ちてしまった

そのため大企業のみならず中小企業もアメリカに工場を建てたり、賃金のとても安い中国にも工場を建ててコストダウンし、利益構造を為替と賃金格差で補った

国内の工場は海外に行ったため国内の雇用が喪失し、失業者が多く出始め、賃金を抑えるため派遣社員の仕組みを取り始めた

 

ここからが「失われた20年」の始まりです

失ったとは低成長を意味し、特にGDP(国内総生産)の低迷を意味します

生活では給与など収入が上がらない状態で、右肩上がりが常識だったのが上がらないので失われていると表現します

定期昇給はあるのですが、20年近くベースの賃金が上がらないどころか、少し下がる、デフレ状態です

 

海外は日本企業によって工場が建ち、雇用が生まれ、消費が旺盛になり、賃金が上がり、インフレになりGDP的にも繁栄してきています

すると日本と海外との賃金格差が縮んできました。中国とは30倍近くあった差が今では2倍以下と、ほとんどコストダウンの利点が無い状態になりました

2017年ごろから日系企業は中国から徐々に引き上げ、国内生産や未開の東南アジアに切り換え始めました

2018年度の国内の工場建設数は過去最大になり、当然、雇用が発生します

退職などで労働人口が22万人減少しててんとか海外からの研修生で20万人補ってとんとん状態です

85万人の雇用要求に対して、全く足りません

これが現在の「人手不足」の原因です

人口減少や若者不足も要因ですが、影響のほとんどは生産の国内回帰です

 

景気が良くないのに、雇用が旺盛になるのは、経済学では不思議です

2019年はますます国内生産に切り替わり、大企業が行なうと、その部品をつくる中小企業も国内生産に切り換え、人手不足は全域になります

雇用競争のために賃金を上げようとすると、今まで上げてこなかった入社10年以下の若い社員と不公平感がでてきます

新入社員の方が昇給率が良い状態では、現存社員が不満で辞めてしまいます

昇給は現存社員の全てに渡って昇給カーブを見直さなければなりません

経営者は大変です

 

国民とマスコミは失われた20年から、そしてデフレから脱出して景気が良くなる事を望んでいます

もし、今、景気が良くなると「とてつもない人手不足」になります

海外の研修生を増加したところで、焼け石に水です

経営者はより効率的な経営を求められる状況になってきました

工場は改善をすすめ、自動化や間接業務などをよりIT化やAI化を進める投資を求められます

さらに、そのようなことができる人材の雇用,人選,育成のサイクルを回す戦略です

 

今の状態は世界で始めて、日本が経験します

繁栄を納めた国が衰退の様になって、再び繁栄する経験を日本が始めて行ないます

再び日本人の給与がダントツに高くなってはいけません。再び海外生産に移行して雇用が衰退します

一般の政治家は景気が良くなることのアピールをして選挙に望み、当選後も政権を維持するために景気をアピールします

しかし、内閣と官僚は国際政治から国益を優先します

 

内部的には企業努力 原価低減

外部的には為替の安定,賃金上昇の抑制,物価上昇の抑制です

抑制の手段として消費税をタイミング良く上げて物価上昇を防ぎ、急な景気上昇を抑制します

政府(与党)は3%→5%→8%→10%と上手に操作しています

現在の内閣と官僚は雇用が安定して、外貨を稼ぐ企業を尊重し、国力を上げる国益を考え実行していきます

景気が良くなる事が良いと思っている一般の国民には分からないでしょうが、良すぎるのは製造を要とする日本には悪い事です

政治家が,景気上昇による物価を抑えるために消費税を上げますと選挙活動すると落選します

マスコミが賃金上昇で製造業が海外に逃げるので、程々のデフレが良いと唄うと、視聴者や購読者にそっぽを向かれます

一般的な政治家は票でマスコミは視聴率を優先するため、本当の任務と目先の欲くとでは、発する言葉はちがいます

 

年金や医療の負担が国として大きくなっています

大きくなる原因は正社員の減少で社会保険を納める人が減っているためです

正社員という雇用を増やす事で、社会保険の納付者が増加し、年金問題も解決の方向に向かいます

そのため、政治家や官僚は国内の雇用を増やす政策をしなければなりません

景気向上より継続的社会(生活)の安定が望ましい姿です

 

バブルを経験した人で、景気が良いと感じるのはどんなことなのか・・・

一万円札を振ってタクシーを呼び止める

買った家(不動産)が急に2~4倍に上がる

ボーナスを現金で貰うと、袋が立つ

湯水のように会社の経費で接待をする。社員のも経費で落とす

こんなことを望んでいますか?

 

ともかくデフレの状態を長く、内閣と官僚によって築いたおかげで、生産の国内回帰をつくり、雇用が生まれました

円安状態も連動するため、海外からの旅行者も、うなぎ登りで増加し、それによる雇用と宿泊私設建設増加も生まれました

失われていません20年

 

 

地政学を経営に⑦ カンボジア「日本人は何をしてきて、何をしていくのか」

カンボジア 王国研修レボート

「日本人は何をしてきて、何をしていくのか」

 毎回の海外調査や出張で、いつも「日本人は何をしてきて、何をしていくのか」を地政学の見方から考えています

人口:1600万人  面積:日本の1/2  地理的にはベトナム,タイ,ラオスに囲まれ南シナ海に面した国。中国を源流としてラオス,ミャンマー,カンボジア,ベトナムを流れる大きなメコン川があるが、季節で流れが速くなったり、浅くなったりと船舶の行路としては役に立ちにくい状態です。

東南アジア 地図

戦前はフランス領でしたが、戦時中に日本によって占領されたのをきっかけに独立宣言し、戦後はベトナム戦争や大国の影響で内戦になり、ポルポト政権下で何百万人の虐殺がりました。憲法や法律ができて約10年くらいになり、ようやく民主的な国になりつつあります。

地理的にカンボジアは中国と国境を持っていないし、太平洋やインド洋に面してなく、さらに資源も無く中国の一帯一路構想から外れています。これが幸いになり、ある国のように借金漬けになる事も無く、独自の発展がしやすくなる場所なのです。

日本から見ると、日本は海洋国家なので、昔から特に海に面した国家と交易をしています。東南アジアは戦後、独立国になってきたため、各国と経済的相互依存の関係をつくり継続的友好国をつくっています。カンボジアを見ても同じように日本の支援(投資)が続いています。道路交通のインフラや自動車,バイクはほとんど日本で、経済発展の基盤づくりをしています。

小型バイクは免許が不要で小学生でも乗れます。法がゆるく未整備なこともあり、なんでも実行できる環境下にあります。起業チャンスは日本より多く早くできます。そのため中国人も住み着き始め、気持ち悪いくらい多くなったと言います。