ユニホームの着こなし(4/6)

著者: エイム研究所 矢野 弘

着こなしの標準づくり

着こなしのルールを守る→護まもる着こなしのルール

ルール文

着こなしをきちんとしましょうと言っても、どのように着こなすのか決め事が必要です。袖まくりは良いのか、胸元の第一ボタンまで止めるのか、シャツは出しても良いのか、センスは人によってさまざまです。

 仕事をする機能的な着こなしは当然のこととして、全員が会社の看板を背負っていくとなると、お客さまから見た印象も大切です。

 

1.着こなしの見本をつくる

 ユニホームである作業着やヘルメットなどの装着した見本を写真に撮って、更衣室の出入り口に掲示して、着替えの時や休憩の時にチェックできるようにします。全身が映る鏡も置いて、「ヘルメット ヨシ ! 上着 ヨシ !ベルト ヨシ ! ズボン ヨシ ! 安全靴 ヨシ ! 」など指差し呼称し、自己点検できるようにします。

 

保護具の着け忘れや装着ミスは本人の自己責任になります。

作業前に点検

2.着こなしを教える

 私は小学生のソフトボールの監督を十数年しています。指導でこだわっているのは、あいさつとユニホームの着こなしです。着こなしの悪いチームは弱く(下手に)見えます。実際に弱いのですが、着こなしが悪いから弱いのではなく、そこのところまで指導が行き届いていないから弱いのです。

 着こなしが悪いからといって、すぐに怒ることはしません。部分的な着こなしについて「何のために、このような着方をするのか知っているか ? 」と質問します。知らなければ教えていないか、分かって覚えるまで指導していないことになります。「何のために、どうする」と目的と手段を小学生でもちゃんと説明して言います。

 どんなに監督だけが分かっていても、現場の選手がプレーでけがをするのです。試合中に怒っても、それは普段の練習での指導不足が現れているのであって選手が悪いのではありません。

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教え方のコツ

 監督が直接的に選手を教えると、自分だけが分かっていないのかと感じるし、怒られている感じもします。そこで、分かっている選手(上級生)に教えさせるのが最も効果があります。

・ 分かっている選手が周りに多くいて、多くの人に見られているように感じる
・ 今度は、分かっていない人に教える立場になるかもしれないと感じ、本気で習得するようになる
・ 人に教えると教えた以上は自らが守らなければとなる
・ 教える事でより深く覚える

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着こなしのこだわり

着こなしの悪い社員を注意する時は、単に「悪いから、ちゃんとしろ」と命令するのではなく、まず「何のために」を質問してください。答えることができなければ、教える側が反省です。みなさんは仕事で収入を得るプロなので、着こなしの指導にはこだわりを持ちましょう。
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 野球でヒザの部分の着こなしは、折り込むように着ると4重になり、弱点の向こう脛を守るようになります。さらに伸縮性も上がり、走りやすくなります。 同じ服や道具でも、着こなし次第で安全性と機能性が向上します。
 野球を職業にしているプロは、一つひとつのプレーが演技であり、結果が直接、収入に結び付きます。それゆえプロ野球選手は着こなしにこだわります。


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