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2017年8月

トヨタ生産方式の基本

トヨタ生産方式の基本

狙いは原価低減とか品質向上とか人を育てるとか目的のような意味合いがある

これはどんな方式にしろ、あることなので、独特の考え方ではない

行動として独特なのが、「物を捨てる」事から始めることである

物には「必要」としてたいた人や時があり、しだいに「不必要」となっても存在してしまうことがある

物は物だけれども人と時間で「価値」が変化する

価値が無いと判断したときに「ムダ」となる

ムダかどうか判断するのには「捨てる」行為をしてみることで分かる。すると、「こまるじゃないか」と言う人が来る

物言いしたい人が自動的に集まる。わざわざ案内を出して集合をかける必要はない

個人ではなく集団として、組織として意識改革の引き金が      「捨てる」    ことから始まる

ただし、「捨てる」という行動を取る人は「嫌われる」ことから始まる

社長らしくなる

「社長を決めたのだけれど、社長らしくしてほしい」と依頼があり、指導して数年が経つ

社長の重要な仕事として

1)方針(どこに向かって、どこまでいくのか)

2)人選

3)決める(責任)

この3つをすればいい

社長就任後でも前社長が実権を持って会長なりして、上記3つに大きな影響を及ぼしていると新社長は社長らしくなりません

では、急に渡すと社員が不安になります

社長を勤めると口調が全て決めた語調だったり命令の言葉づかいになります。職業病ともいえる

まず直すのは前社長であるが、なかなか「~のほうがいいけど」と言う提案ことばにはなりません

そこで新社長はいくら前社長が「決めた」語調でも一提案として受け止める、受け止め力を訓練することになります

今まで上司であった社長の言葉を提案として、社長就任後から受け止め方を切り換えるのが新社長の姿勢になる

経験豊かな前社長の言葉はとても大切です。しかし決断は新社長の仕事です

先ず社長らしくなるのは「決める」からです

 

次に人選です。先ず新社長である自分の右腕を選びます。これも「決める」ということになります

前社長の番頭である右腕を自分の右腕にしてはいけません

前後からサンドイッチされた格好になり身動きできません

今から構想していく方針を全社員にゆきわたせるためには、自分の右腕は自分で決めてください

仕事に対して人を選ぶ。きわめて大切な仕事です

ここで大切なのは、前社長が決めた役職が多くいます。尊厳を傷つけず、逆に尊重し高めるように活躍して頂く任務を与えます

方針を作るときに配慮していきます。

人事考課とやる気

ある社長から人事考課の相談依頼がありました

社員のやる気がでる会社にしたいという理由です

一般的には昇進,昇格,昇給,賞など社員からみると収入に係わる人事考課があり、多くのコンサルティングがあります

この取り組みは既に行っているとのことですが、扱い難く「やる気が出る」としての効果がでていないそうでした

そこで、私として長年野球の監督をしていまして

・指導者や選手の良いところを伸ばす

・スポーツをする目的を持つ

・チームや個人の背景から目的と目標を持つ

スポーツからすると当たり前のことですが、この考え方でコンサルティングをスタートさせました

地政学を経営に④ 中国の「一帯一路」の活用方法

国を発展させるには輸出を増やして外貨を稼ぐのが富国になる

企業が稼いだ外貨は国内で使えないので銀行(国の銀行)に両替をたのむ

国は自国通貨を印刷することになり、印刷されてたお金は給料なり部材の購入や設備投資で国内に流通する

ちなみに1万円札は材料原価2円で人件費や設備償却費を入れても4円です

これが経済発展のカタチである。さて、国は両替した外貨がタダ同然で手に入るが国内では使えない

そこでより国が繁栄するために海外に投資して、自国に有利になるように条件を付けて貸し出す

手段としてADB(アジア開発銀行)やODA(Official Development Assistance(政府開発援助))とゆうしくみでつかう

これによって、より輸出が増えて国が繁栄する

中国は日本の経済発展の真似をすべく、世界の工場として輸出を増やしてきた

日本は人件費の安い中国で作ってコストダウンし輸出入して利益を稼いだ。両国ともハッピーでした

中国は、つづいて日本が行っているODAやIMF(主にアメリカ+日本)の手法を真似てAIIB(アジアインフラ投資銀行)をつくった

使い方として「一帯一路」という看板をかかげ、より中国に有利な輸出入ルートを築こうとしている

日本のように相手国が発展するようにしていけば継続的成功になるのですが、中国の場合は建前は日本と同じようですが

実行段階になると自己主義になっています

徐々に各国の威嚇になっている中国を包囲する為に日本は中国周辺国と友好を深めよしとしています

企業もこれに乗って発展を遂げています

さらに中国を弱体化する為に、今行っているのは、中国の外貨を減らしていく手法をとっています

インドネシアの高速鉄道,フィリピンの鉄道,アメリカの高速鉄道,イギリスの原発建設など

どれも日本に勝って投資を始めましたが、全て途中で頓挫したり、キャンセル状態です

マスコミでは日本は中国に常に負けていると政府を批判していますが、実際は中国に外貨を使わせ減らしにかかっています

わざと最初に中国に入札させ面子を立てさせ、途中でいちゃもんをつけ頓挫させます

頓挫後に、「やはり日本製がいいでしょ」と負けるが勝ち状態になります

韓国は既に外貨不足に陥っています。20年前にIMFのお世話なって経済的に立ち直ったのですが、再度外貨不足になってきました

今回、もし破綻した場合に再度IMFが助けるかどうか。もし助けないとIMF以外がたすけないといけません。

中国が地政学的に国境紛争の原因になってはならないので、助けたくなります。すると中国の外貨が瞬く間に減ります。

また、貸したお金が戻って来なくて、借金帳消ししたとしても、もともと両替でタダ同然で手に入れた外貨なので、損をした気分にはなりません

しかし外貨は回収できない為、減ったままになります。

中国はすでにこの状態は分かっていると思います。しかし大看板である「一帯一路」を掲げた以上は習近平にとって面子があるため下ろせません

分かっていながら止められない蟻地獄に中国ははまってしまいました

面積が広く国境が多い国は国内の人を統治するのが困難です。そのため、国外に対して悪人国をつくり富国強兵で愛国心を高めたり、むりやりでも経済発展の状態をつくらなければ政府(共産党)の指示が得られません

その特徴を突いて外国が中国を利用しようとします。地政学的にしょうがない状態で、今の領土が今のカタチである以上は、永遠に弄ばれることになります

しょうがないし、ずるいですね~

中国としては地政学的に「一帯一路」として戦略を組んだつもりでも、弱点として弄(もてあそ)ばれます→「一帯一弄」になってしまう

政府としては良い方法ですが中華の人民からすると市場開放し外国と自由に貿易をしたく願っています

するとロシアのように国境周辺の地域は分離独立したほうが、つまり自ら緩衝国家を作った方が良い事になります

独立国家ですが通貨を人民元にします(〇〇人民元)

ついでですが、北朝鮮は緩衝国家として必要がなくなり南北統一ができます

 

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