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カンボジア「日本人は何をしてきて、何をしていくのか」(地政学を経営に④)

カンボジア 王国研修レボート

「日本人は何をしてきて、何をしていくのか」

 毎回の海外調査や出張で、いつも「日本人は何をしてきて、何をしていくのか」を地政学の見方から考えています

人口:1600万人  面積:日本の1/2  地理的にはベトナム,タイ,ラオスに囲まれ南シナ海に面した国。中国を源流としてラオス,ミャンマー,カンボジア,ベトナムを流れる大きなメコン川があるが、季節で流れが速くなったり、浅くなったりと船舶の行路としては役に立ちにくい状態です。

東南アジア 地図

戦前はフランス領でしたが、戦時中に日本によって占領されたのをきっかけに独立宣言し、戦後はベトナム戦争や大国の影響で内戦になり、ポルポト政権下で何百万人の虐殺がりました。憲法や法律ができて約10年くらいになり、ようやく民主的な国になりつつあります。

地理的にカンボジアは中国と国境を持っていないし、太平洋やインド洋に面してなく、さらに資源も無く中国の一帯一路構想から外れています。これが幸いになり、ある国のように借金漬けになる事も無く、独自の発展がしやすくなる場所なのです。

日本から見ると、日本は海洋国家なので、昔から特に海に面した国家と交易をしています。東南アジアは戦後、独立国になってきたため、各国と経済的相互依存の関係をつくり継続的友好国をつくっています。カンボジアを見ても同じように日本の支援(投資)が続いています。道路交通のインフラや自動車,バイクはほとんど日本で、経済発展の基盤づくりをしています。

小型バイクは免許が不要で小学生でも乗れます。法がゆるく未整備なこともあり、なんでも実行できる環境下にあります。起業チャンスは日本より多く早くできます。そのため中国人も住み着き始め、気持ち悪いくらい多くなったと言います。

 

カンボジア 電柱

 

経済発展で必須なのが人です。子供や若い人の人口は多いのですが、内戦で知識人や大人が多く殺されてしまったため、先生になる人がいなく、学校も破壊され学ぶ場もありません。そのため教育が行き届きません。ここで日本が、日本人が登場です。

今回の調査で居酒屋やお弁当のワタミ社の進出の苦労話とこれからの課題をお聞きしました。4年前に10店ありましたが今では2店と縮小。年齢層が若いので、外で集ってお酒を飲む文化がなく、居酒屋は受け入れられず縮小。いまではレストランにしています。食文化のちがいもあり、今からは若い家族やカップルを中心にマーケットを開発するそうです。イオンの進出も活発になりつつ有りますが、平日お客はいませんし、見るだけで入りません。

カンボジア イオンカンボジア イオン ゲーム

 

さらに調査でワタミ創業者が10数年前から学校建設や孤児院など、教育関係の支援をしてきています。現地に公益財団法人SAJ(スクール・エイド・ジャパン)をつくり、今では企業や個人から寄付も募り287校設立し9万人以上学んでいます。奥地まで農場もつくり、つくったお米は全て給食などにしています。

いまでは卒業生がこの活動に加わり就業支援も始めました。また大学生は将来、先生や医者になるために学んでいます。もしかすると、10年も経つと起業して経済支援したり、政治家になり、より多く長く支援する良い循環をつくり親日が深まりそうです。

カンボジア遺跡2

 

さらに、こんなところに日本人ではないですが、外貨の収入で大きいのが観光です。世界遺産でもあるアンコールワット,トム等の遺跡はすばらしいものですが、砂岩のため風雨に弱く崩れ易いため、常に修復が必要です。これを修復しているのが器用な日本人と日本の資金です。継続は力なりですね。

 

 

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