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2021年2月

地政学を経営に⑮ 貧富の差が政策になる お金の流れから見る

地政学を経営に⑫ 貧富の差が政策になる

コストダウンの方法で賃金の安い国に工場を進出して生産していきます

みんなが豊かになると、その国の賃金が上昇していき、工場は他のもっと安い地域や国に移転します

生産工場を残したいのならば、賃金の上昇の抑制をしていかなければなりません

貧しい状態を維持することで、賃金の上昇を抑えることができます

全体がずっと貧しいと、治安やインフラが悪くなり、生産性など上昇せず外資企業は撤退していきます。当事国としても望んでいません

安い賃金のままにして外貨を稼ぐ企業を誘致し国を発展させ、豊かにする方法はどのようにすればよいか?

国内で貧しい人を安く雇いコストダウンし、企業は儲けて富を得る構造にすると個々人はともあれ政府としては対外的に強くなれます

つまり国内に「貧富の差」=「格差社会」の構造が必要になります

 

中国共産党では格差の農村民、そして新疆ウイグル人を囚人化し奴隷のように安いコストで生産をしていきます

この構造を維持する政策を保つことで、つねに国内にコストダウンできる状態を維持し、世界中の人からアマゾンでメイドインチャイナを販売し外貨を稼ぎつづけることができます

中国共産党にとっては貧富の差つまり格差社会は国策なのです

 

アメリカは不法移民が多く、企業はコストダウンの方法で不法ですが使えます

しかしトランプ大統領が不法移民防止を掲げて、すでにいる国民の雇用を守ると政策をとりましたが、コストはアップしていくため、いずれ企業は人件費の安い国に移ります

バイデン大統領になり移民大歓迎の政策をとりそうで、企業のために貧富の差を利用しようとしています

大昔は奴隷制度がありましたが先進国では今はできません

 

日本では似た方法が外国人研修生の制度で、これも日本より貧しい国から雇い貧富の差を合法的に発生させることができます

日本人より安いのですが、研修生としては高額な収入です

長く雇用すれば賃金を上げなくてはなりませんが、制度として3年間までとして、常に新人を入国させて賃金上昇を抑える制度にしています

どれも倫理的、道徳的に良くないのはどの国の政治家もわかっていますが、地政学的に発生するの環境から生まれる道徳心の差、つまり文化のちがいです

 

本来、日本としては、賃金が高くなればそれ以上に自動化を含めた改善をしていくことで、コストアップの抑制と雇用の維持と発展ができます

改善はお金をひたすら追っかける数字の追求ではありません

改善とは善い行いとは何かと、個人,家族,お隣,企業、政治まで浸透していく人材育成の文化活動です

今までもこれからも、日本は工場の進出だけではなく改善活動までも広めていっています

しかし、何年も中国で改善活動を行いましたが、だめでした 地政学的に無理です 中国は貧富の差の政策が似合っています

地政学を経営に⑭ 嘘を100回言うと・・・  国で異なるその後

地政学を経営に⑪ 嘘を100回言うと・・・  国で異なるその後

 

中国 嘘を100回言うと真実になる    教養をあたえてもらってないので信じてしまう

欧米 嘘を100回言うと戦争になる    嘘を止めようとするので戦争になる

韓国 嘘を100回言うと自滅する     自国民にはつじつま合わせで別な嘘を言うので壊れていく

日本 嘘を100回言うと無視されていく  うざい

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物づくりの小話し、あれこれ 106話 知識、見識、胆識

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

106.知識、見識、胆識

 社内の講演会に、竹村建一氏が来て、「激動の時代を生さ抜くために…」というテーマで講演さ
れた。例の論調で手厳しく、日本の国民性、企業、経済、外交、政治等について論評し、国際社会
との関係についても言及していた。
 アメリカとの経済戦争、円高のくだりで
「知識」「見識」「胆識」という話しが出て、解り易かった。
「胆識」というのは、胆っ玉の胆です。
やはり第一に「知識」がなければいけない。知識がある程度あると、だんだん「見識」というもの
ができる。しかしそれだけではいけない。腹を決めて決断する「胆識」というものがいる。
という話しであった。
 当時の、宮沢内閣は経済通で、「知識」「見識」はあったが「胆識」が無かった。
今の村山内閣は、「知識」「見識」すら無いという痛烈な批評である。
生産の展開でも「知識」「見識」はあるが、「実施」ができていないとか、企業の企画・設投など
でも、採算計算でしか判断しないために、決断が遅れて、じり貧というようなことも少なくない。
「胆識」というのは、その人の生い立ち、資質、立場とか色々な要素はあるのだろうが、その前
提である、知識、見識を深めておくことが、「胆識」を生み出す活力となることは確かだと思う。

物づくりの小話し、あれこれ 105話 関西のオニグモ、関東のオニグモ

物づくりの小話し、あれこれ(著者 小林弘司様)

105.関西のオニグモ、関東のオニグモ

 クモの種類にオニグモというのがある。普通のクモと同じ様に巣を張って、小さな昆虫を獲物
にしている。巣はアミノ酸でできているので、使用後は丸めて食ってしまう。
ここまでは、クモの1つの習性としてみておけば良いのであるが、以下のところが面白い。
同じオニグモであるにもかかわらず、
関西のオニグモはその日の内に垂れ下ってきた使用済みの巣は食ってしまうが、関東のオニグモ
は一晩おいてから、巣をたべるのである。
なぜ、その差があるのかは、動物学者も言及はしていなかったが、面白いものである。
ジャストインタイムの世界では、関西のオニグモの方が、勝ちのようである。

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