物づくりの小話し、あれこれ 第121 連続ヒットはそうそう続かない

物づくりの小話し、あれこれ 第121

連続ヒットはそうそう続かない

 魅力あるヒット商品が一発でると、すべての課題を押し流して利益を生むことがある。
しかし、特化した業種でないかぎりそうそうヒットは続かないと思わないといけない。
また一つの商品を誕生させるまでには、長い期間が必要である。
(商品開発、準備のリードタイム短縮はどの企業も挑戦はしているが、それでも、長くかかる)
仮に、それに期待していて、もしヒットしなければ大変である。
海のものとも、山のものとも判らないものに期待するよりも、日々の改善を積み上げる地道な活
動も大切なのである。
 そこで辛抱している内に、ときたまヒット商品が出る、そんなものである。
また商品化を担当している者は、その企業の総ての人ではない。
一発を当てる「魅力ある商品化」の方にみんながむけば、失敗したときの反動は大きい。
打線は「みずもの」、投手力を含めたディフェンスこそ勝利への道。
 よく聴く言葉である。
打線が商品開発でディフェンスが日々の泥くさい改善の積み上げのように思う。
ディフェンス担当は、いつのときも目立たないが大切な役割りをになっているのである。

 

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