2022年5月
顧客を獲得するための信用と信頼
顧客を獲得するための信用と信頼
営業や開発は顧客の獲得で大きな役割があるが、工場としての魅力で獲得できることが多くある
この会社と取引を開始して良いものかどうかの入口の信用と、取引きを続けて良いものかどうかの継続の信頼があり、工場はその信用と信頼を多く出すことができる役割を持っている
生産のリードタイムが、信用と信頼の魅力として顧客に感じてもらえる
「注文は60日前からお願いします」となると実際の需要のかなり前から発注しなけらばならず予測が外れると、過剰在庫か欠品になる。顧客はリスクを抱えることになる
「注文は30日前からお願いします」となると実際の需要にちかいので正確な数値で顧客は発注できる。
60日と30日の会社だと30日の会社を信じたくなる(信じるではなく信じたくなるという願望である)
取引が開始して、今後もお願いするかどうかも、このリードタイムが安定して継続していれば、頼られるので今後も継続してお付き合いが続く
信頼を得られると次の新商品の案件で信用につながる
物づくりの小話し、あれこれ 第121 連続ヒットはそうそう続かない
物づくりの小話し、あれこれ 第121
連続ヒットはそうそう続かない
魅力あるヒット商品が一発でると、すべての課題を押し流して利益を生むことがある。
しかし、特化した業種でないかぎりそうそうヒットは続かないと思わないといけない。
また一つの商品を誕生させるまでには、長い期間が必要である。
(商品開発、準備のリードタイム短縮はどの企業も挑戦はしているが、それでも、長くかかる)
仮に、それに期待していて、もしヒットしなければ大変である。
海のものとも、山のものとも判らないものに期待するよりも、日々の改善を積み上げる地道な活
動も大切なのである。
そこで辛抱している内に、ときたまヒット商品が出る、そんなものである。
また商品化を担当している者は、その企業の総ての人ではない。
一発を当てる「魅力ある商品化」の方にみんながむけば、失敗したときの反動は大きい。
打線は「みずもの」、投手力を含めたディフェンスこそ勝利への道。
よく聴く言葉である。
打線が商品開発でディフェンスが日々の泥くさい改善の積み上げのように思う。
ディフェンス担当は、いつのときも目立たないが大切な役割りをになっているのである。