地政学を経営に⑱ 面の皮はより厚く腹はより黒く

35年前(1988年ごろ)に中国に工場進出で立地、建設、マネージャー(職長クラス)の教育、設備のレイアウトなど行い、中国人の部下を持った時

当初はあまり感じなかったが、稼働して3年経ったごろから、長いは無用で撤退した方が良いように思えてきた

現地の人を教育して幹部(課長、部長)にしていき、現地でマネジメントできるようにと構想していた

しかしである。できるかと問うとできると返答する。でも実行しない。できなくても教育を受けただけで格が上がったようにふるまう

単に個性かと思ったら作業者も含めて全員である

昇格させると社内に権力を利用して利己の収益の体制をつくっていく

結局、課長以上は日本人になっていった

面の皮はより厚く腹はより黒く

これは中国の場所で生きていくための、そして私欲を実現するための教訓である

中国は土地が広すぎて、陸続きの国境があり過ぎて法律は作っても広まらないし守らない

国境全長に塀や柵が無いので、悪いことをすればいくらでも逃げることができる

逆にいくらでも外国人が入ることもできる

そのため法律やその運用は政権の維持や政敵を倒す手段で作り実行する

自らが違反しても法は施行しない

この状態をつくるためには民主主義による選挙で代表を選ぶ方法は不向きである

なので共産主義は支配者にとって都合がよい

しかし敵をつくることになり、さらに同じことをする部下に殺されるか、逆に保身のため部下を殺す関係を作る

国内だけこれを運用すれば他国に迷惑は掛からないが、他国に同じ運用をすれば弱小国は騙されるし、強国は敵になる

信用も信頼も築けないので継続性が無く一代で終わりリセットされる

歴史は繰り返すといわれるが、これが原因である

日本でこれをするのはロシアや中国から学んだ政治家の一部で、とくに共産主義を広めるオルグの手法として使っている

日本ではというより地理的に閉鎖的な島国でこれを行うと、無視され孤立する

そのため、面の皮はより柔らかく腹はより白くし、誠実で和を持って善とすることをしなければ経営や政治がうまく継続的に続かない

日本と中国は全く逆なので、政治にしても経営の取引にしても、お互いにこの性質を知って運用すると関係は上手いく

もし日本も中国と同じ方法を取ると政敵になるのでつぶし合いになる

中国に進出して儲けようと中に入り欲すれば、太らされた後に吸われてしぼむ

中国

・言葉は人を騙すための道具である

・文字はプロパガンダで洗脳するための道具である

・行動は私利私欲のために使う

日本

・言葉は考えや感情を伝える道具である

・文字は思いを伝える道具である

・行動は感動を伝えるためにある

なので欲張りでない限り中国人には騙されない

騙されたときは欲張ったときである

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