社長らしくなる

「社長を決めたのだけれど、社長らしくしてほしい」と依頼があり、指導して数年が経つ

社長の重要な仕事として

1)方針(どこに向かって、どこまでいくのか)

2)人選

3)決める(責任)

この3つをすればいい

社長就任後でも前社長が実権を持って会長なりして、上記3つに大きな影響を及ぼしていると新社長は社長らしくなりません

では、急に渡すと社員が不安になります

社長を勤めると口調が全て決めた語調だったり命令の言葉づかいになります。職業病ともいえる

まず直すのは前社長であるが、なかなか「~のほうがいいけど」と言う提案ことばにはなりません

そこで新社長はいくら前社長が「決めた」語調でも一提案として受け止める、受け止め力を訓練することになります

今まで上司であった社長の言葉を提案として、社長就任後から受け止め方を切り換えるのが新社長の姿勢になる

経験豊かな前社長の言葉はとても大切です。しかし決断は新社長の仕事です

先ず社長らしくなるのは「決める」からです

 

次に人選です。先ず新社長である自分の右腕を選びます。これも「決める」ということになります

前社長の番頭である右腕を自分の右腕にしてはいけません

前後からサンドイッチされた格好になり身動きできません

今から構想していく方針を全社員にゆきわたせるためには、自分の右腕は自分で決めてください

仕事に対して人を選ぶ。きわめて大切な仕事です

ここで大切なのは、前社長が決めた役職が多くいます。尊厳を傷つけず、逆に尊重し高めるように活躍して頂く任務を与えます

方針を作るときに配慮していきます。

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