地政学を経営に⑥ なぜ政府はマスク生産を中国に発注したか
武漢コロナウイルス感染拡大防止でマスクを国民に配る事をした
2億枚というとてつもない数量である
継続的にもつづくので、さらにとてつもない累計数値になる
生産するのには多大な投資である材料,設備,人員が必要になる
国内で生産すれば材料メーカー,設備メーカーや雇用へと経済的に良い方向にまわるの、なぜ中国に発注するのか
<答え>
中国に進出している日系企業は中国で売上や利益を上げている
ため込んだ利益の通貨は中国の人民元であるため、中国でしか使えない
日本円やドルに換金しようとしても中国は外貨が減るので制限をかけて換金をさせない
会計上利益が出ていても世界的(地政学的)に中国など社会主義国の通貨は他国に使えないので紙屑に等しい
この紙屑を活かすために、今回政府がとった方法が、中国に進出した企業にマスクの発注をして人民元で生産し日本に送る
日本政府はその代金を円で日本の口座に振込み支払う
これで日本円に換金できたことになる
中国地で人民元使う→マスク(物)になる→日本に送る→円で日本の口座に支払う
中国としてはマスクを輸出して会計上は外貨(円)を得た事になるが、現物のお金は日本にある
<追記>
中国から撤退したい場合、残った資産(利益も含む)を円かドルに換えて引き上げたい
しかし中国は外貨が減るので、それをさせないために因縁的規制をかける
今回のマスクは資産の回収を円に換える手段の一つです