ユニホームの着こなし(5/6)

著者: エイム研究所 矢野 弘


 朝、出勤した時はユニホームや保護具は職場に保管しています。仕事に入る時には着て、休憩に入ると脱ぐことになります。ここで基本となる3S5T(整理・整頓・清掃、定位置・定表示・定量・定色・定路)の考え方を取り入れます。
 朝に出勤して人が行動する順序は、更衣室→体操→朝礼→現場→休憩室→現場→昼食→現場→更衣室と移り、移動するごとにユニホームや保護具の着脱をします。これらの物はこの流れに沿って3S5Tしないと面倒になって、ヘルメット、手袋、エプロンなどを現場の設備に掛けたり、製品の上に脱ぎ置きしているなどが多く見られます。

着こなしを守るしくみユニホームは個人で洗濯することが多いので更衣室の中ですが、保護具は仕事に応じて異なり、さらに劣化もするので第三者の点検が必要です。個人のロッカーに保護具を入れてしまうと汚れや劣化の点検ができません。
 かさばる保護具の置き場所を休憩室の出入り口のところに、個人別にセットで掛けられるようにします。形跡管理で、有り無しと点検ができるように掛けられるようにします。 さらに、職場別に保護具の装着方法の標準見本を等身大に掲示して、鏡も置いて指差し呼称し職場に入るようにします。休憩の時には、いろいろな物が付着している保護具を休憩室に持ち込まないようにして出入り口に掛けます。マスクや手袋の消耗品は分別の回収箱に置けるようにし、新しいのと交換できるように置き場も設けます。補充品は無くならないように使った量だけ後あと補充の仕組みで毎日補充していくようにします。
 このように仕組みにしてしまうと、しゃきっとしないといけない雰囲気が出て、これが普通になってきますユニフォームは上に置かない

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しかって良かったと思う時は、しかられた人が、今
度は他の人を同じようにしかることができるように
なった時です
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