数える単位

著者: エイム研究所 矢野 弘

物や事を数える単位にはいろいろある。例えば家の場合

1屋・・・・古くて壊れそうな家
1戸・・・・マンションのようなイメージ
1軒・・・・何軒か家が並んでいて、そのうちの1軒のようなイメージ
1邸・・・高級な家のイメージ

数え方で高級感に差が出てくるので面白い。

 

弁当だと

1食・・・とにかく腹の足しになる程度の弁当
1個・・・600円程度のパックに入った弁当(おかずよりご飯の方が多い)
1箱・・・1000円以下でおかずの方がご飯より多い。ちょっと贅沢
1包・・・1500円くらいで、竹の革かなにかで包んでありぬくもりを感じる。作った人の気持ちが伝わる
1折・・・3000円くらいで重箱に入った高級弁当。お客様に出すような感じ

日本にはこのような単位が500通りあるらしい。

このような使い方をすると受け取り方が異なって来るので、これを改善のときに活用してみよう。

 

・段取り替え時間  1.5時間・・・→ 5397秒  あたかも秒単位で観て改善している感じ

・段取り替え回数   5.4回/日・・・→6品番/日生産    6種類は生産した 
 
・サイクルタイム    23分・・・・→ 1382秒  あたかも秒単位で観て改善している感じ

・在庫回転日数   1.5カ月・・・→ 在庫数 65個(30日分) 1個にこだわって削減している感じ

・不良率        50%低減・・・→ 迷惑数 28礼が14礼に低減  ごめんなさい

・改善件数       120件・・・→  120工夫  数量追求の活動ではない。1工夫の重みを感じる。

 

・製品の在庫数量   10個・・・→ 10顧(こ)   お客様の数分

・販売価格       105円・・・→105縁  ご縁がありますように

指標としてもちいると取り組む姿勢が変わり、すがすがしくなる。あなたも工夫してみてください。

 

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