物づくりの小話し、あれこれ 第120 優先順位を決める

物づくりの小話し、あれこれ 第120 優先順位を決める

 先に「仕掛けかんばん」と「引取りかんばん」の話しをした。
いつ造りはじめるか、いつ引き取るか、それが判れば良いのである。

もう少し付け加えるとすると、必要なタイミングでの優先順位を決めていくと良い。
 優先順位は、日程指示、ボデー着工順序指示、ALC、テレメールなどにも、同じ精神で織り
込まれている。しかしどのタイミングでという点では、結構あいまいであることが多い。
情報と物がセットになっていないこともあるからである。
 その意味で、セットになっている「かんばんがはずれたら…」というタイミングは絶妙という
ということになる。
 在庫が沢山あったり、インフレかんばんを多く発行したりすると、この優先順位をややこしく
してしまう。また品質不良や先入れ・先出し不可も優先順位を狂わしてしまう。
 工程・ラインのしくみ改善とは、「優先順位にこだわり、それを守る」という戦いでもある。

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