著者: エイム研究所 矢野 弘 楽く(らく)と楽しい(たのしい)は同じ字を書くが「らく」と読めば「たのしい」と読めなくなり、「たのしい」と読めば「らく」と読めなくなる。つまり楽くをすると結果は楽しくなくなり、楽しくしようと思えば楽くをしてはならないのである。
楽くな状態とは心身が安らかで悩みがないことであり、悩みがないとは向上心や目標が無いのと同じである。目標とはその人にとって好きな事であるが、好きな事を見つけるためには、楽くをしては見つける事は出来ない。
好きな事は、たとえ他人から見て苦労しているように見えても本人は好きな事をしているのであるから苦労ではなく楽しんでいる状態なのである。そして、それは決して「楽く」はしていない。
好きなこと(目的・目標)を実現する行為は過程も結果も楽しい。しかし、楽くではない。
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